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(46) Lちゃんのママ

みみの幼稚園で初めて話しかけてくれたママ・・・。
それはLちゃんのママだった。

彼女は私を見て、

「ああ、娘さんの誕生日は、私の娘と同じなのですよね?」
と言った。

・・・ということはこのママのだんなさんが、以前私が話しかけた時に
(娘さんとみみは同じ誕生日なのですよ、知っていますか?と・・)

「D'accord.(分かりました)」

と顔を強張らせて言った人だ・・・。
ああ・・・話しかけなければよかった・・・と落ち込んで帰ったあの日・・。

しかし、このママはとても感じが良くて、分かりやすい言葉で話してくれて、なんかお洒落ラブラブでいい感じ。
私はその時に”夫の転勤でここに来たけれど、言葉も難しいし、孤独だし、娘もストレスが溜まって大変だ”というような話をしてみた。
「それは大変ね。そういうことだったのね・・・。イメージしたら・・それは大変だと分かるわー。」

と彼女。
私は思い切って

「あの・・・もしよかったら・・家に遊びに来てくれませんか?みみが喜ぶと思うし・・。」
と言ってみた。
彼女の答えは

「ええ、もちろんよ!でも、、、うちは離婚していて、パパの家と私のところと、娘は1週間毎に行き来しているの。だから、私のほうに来ている時はOKよ。」
だった。

ああ・・・あのだんなさんとは離婚・・・。
しかし、この会話があった何日か後から、送り迎えでこの”元だんなさん”に会ったときは急に彼は私にニコニコと笑いかけて

「Bonjour!」

と言ってくれるようになった。
ママが・・・私達のことを話してくれたんだなあ・・。きっと。

考えたら・・・あの時、しどろもどろのフランス語で(しかも今から考えると文法も間違っていた)いきなり、知らない何人か分からない私に話しかけられた彼は、びっくりしたのだろうなあ・・。
そうかも・・私も、日本でいきなりフランス人の転校生が来て、そのママにあんな風に話しかけられたら、びっくりしただろう・・・。
(海外生活を経験した後の今の私なら、そんなことは無いけれど・・!)

Lちゃんのママは、とても簡単な言葉を使って上手に話してくれるので、話しやすい。
何度か2人でランチもした(彼女の会社の近くのレストランで)。

そして、遠く離れた国で・・同じ日に出産した私達!

彼女とも今でも連絡を取り合っている。

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ブログ紹介

ロンドンとフランスの小さな街で子連れ駐在生活

http://ameblo.jp/londonbesancon/

駐在家族の多いロンドンからフランスのブザンソンに引越し。街で唯一の日本人(日日)家族になってしまった!閉鎖的な街に馴染んでいくまでの努力?日記。

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