7月からようやく宝塚歌劇団の講演が始まったようですね。なによりです。
いろんなエンタテインメントが自粛を余儀なくされるなか、安全策をとりながらの再開は多くの人たちが待っていたのではないでしょうか。私は一度も劇場に行ったことはないし、ヅカファンでもないんだけど、このような歴史ある劇団がその活動を続けていけるようにすることはとても大切なことではないかと思います。
知人から聞いた話では、演劇のためのオーケストラ、そして衣装、アクセサリー、すべて劇団の手によるもので、本当になにからなにまでハンドメードだそうです。そこにかからる人の数は実に多く、これらの人たちが積み上げてきたものを今後も続けていければよいなーと切に思います。
話は変わりますが、私はロンドンから帰任するに際して、心のこりがないようにいろんなところに一人旅しました。
今でも心に残っているのが、ブルゴーニュ、スコットランドのアイル島、スペインのアンダルシア地方、そしてクロアチアのドブロクニク、、、、
いよいよ帰任が近づいた12月、「何かやりのこしたことは、、、、」と考えて、、「あ、ロイヤルオペラハウスでバレエを見ていない!」
正直、私はバレエファンではないのですが、身内がバレエをやっていたこともあり、何度となく発表会等のイベントに参加、なんとなく勘所はありました。ロンドンにはロイヤルバレエアカデミーなるものが存在し、世界から優れたダンサーが学びにくること、そしてロイヤルオペラハウスでのバレエでは世界でもトップレベルの方々が出演していることを若干知っていました。
そこで実際にチケットを取って、sleeping beauty, そう、眠れる森の美女を観に行ったのですが、これが感動!!
なんといってもロイヤルオペラハウスの存在感、もう前に立っただけで荘厳な雰囲気、そして中に入ると歴史感じる重厚なたたずまい、2Fにあるバー、そしてなんといっても劇場の豪華なこと!
生のオーケストラでバレエが観れる、、、そして一番驚いたのは衣装がもう本当に豪華!これぞ本物っていう感じです。
演ずる方々のすばらしさは言うに及ばず、これが世界のトップレベルか、、、、、思い知りました。
本当に感動の一日でした。
その印象があまりにも鮮烈だったので、帰任間際、クリスマスイブに再度キャンセルチケット狙いで劇場へ、、、、
運よくキャンセルチケットを買うことができ、クリスマスおきまりの「くるみ割り人形」を鑑賞。
もう感激ものでした。
ああいうのを見てますと、演劇は一日にしてならずを感じますね。世界中から集まるバレリーナ、そしてその熾烈な競争を勝ち抜いたほんの一握りの人たちだけがあのステージに上がれる。その歴史ある劇場を支える人々、、、、
こういうものは絶やしてはならないと思います。
宝塚の報道に触れて、ふとそんなことをおもっちゃいました。
おわり。
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