2020年3月25日
娘の通うインターが休校になって2週間が過ぎ、ベルギーがロックダウンの状態になって2週間目に入っています。
残念ながら、感染者数も死者数ともに増え続けている状況ですが、イタリアやスペインと比べると、まだそこまで深刻にはなっていないのかなという状況です。
ロックダウンとはいえ、1,5メートルの距離を守りながらの買い物や、家族との散歩も可能だし、スーパーもタイミングを見計らって
いけば必要なものはちゃんと手に入ります。
しかし、ロックダウンが長引くと、だんだん精神的にも疲れてくるものです。心身ともに健康でいるためには、いろんな工夫が必要だと感じたここ一週間。個人的に気を付けていることなどをまとめてみたいと思います。
日本でもロックダウンの可能性が現実味を帯びる中、なにか参考になることがあればうれしいです。
<感染を防ぐために> ※現在の私の状況は、他人と接するのは買い物と散歩のみ。
~スーパーにて~
・混み合う週末や、終末を挟む月、金は避けて、週の半ばあたりに買い物にいく。トイレットペーパーや卵などが売り切れている場合もありますが、緊急でなければまた次回に。買いだめはしない。
・手で触れるカートの持ち手と、スキャナー(これがあると、レジで一点ずつ会計しなくていいので接触をさらに防げる)を持参したウエットティッシュで消毒。
・短期間で買い物が終えられるよう、いつものスーパーに行き、買うものを事前に決めて入店。
・一応マスク着用(在庫があるので)。 予防のためのマスクという概念はヨーロッパにはほとんどありませんが、最近は見かけるようになりました。ビニール手袋をしている人もいます。
・買い物が終わったら、車にのって再度ウエットティッシュで手を消毒
※スーパにて。入店できる人数が限られているので、時間によっては並ぶ場合も。私がでかける週半ばの昼過ぎは、比較的すいている模様。今のところ5分も待たずに入店できています。
~散歩にて~
・我が家は森の入口までラッキーなことに徒歩5分。週末はサイクリングやジョギングを楽しむ人日とでやや混み合いますが、平日は1時間で3,4名とすれ違う程度。森の中でも、あまり他者とでくわさない舗装してない細い道を選んで歩きます。
<心身の健康のために>
・可能な限り通常の活動を継続。オンライン会議アプリ、ZOOMがいろいろなところで使われているので、これを機に私も使い方をマスター!日本語の指導も続けることができるように。
・娘の学校のPTAが特別に提供してくれている、ZOOMを使ったさまざまなプログラムに参加。
※バーチャルコーヒーミーティング(笑)、バーチャルエクササイズ、バーチャルマインドフルネス、バーチャル英語クラスなどなど。
・花をめでる (毎日晴天に恵まれ、花も咲きはじめているので、近所の花の写真をとって名前を調べたり、スーパーでお花を買ってきたり。こういう癒しも大事だと実感)
・時間ができたので、後回しにしてきたことを片付けるという目標をたてて実行する。(たまっていたフランス語のテキストに取り組む、途中でとまってしまっていた分厚い英語の本を読みきる、など)
・普段はなかなか作らない料理やデザートを作ってみる。
・今だからこそできる新しいことにチャレンジ。
<こどもの心身の健康のために>
・娘は日中はオンライン授業と通常の勉強で忙しそうですが、もう高校生なので気分転換携に友達と自由に携帯などを通してコミュニケーションをとったり、犬を連れて散歩に出かけたりうまく対応している様子。
それでも、やはりストレスがたまるようで、いつになく(苦笑)、私に声をかけてきて、デザートを一緒に作ったり、自分がやっているTikTokのダンスや好きな映画を一緒にみようなどと誘ってきます。もちろん、喜んで一緒にやってます。娘の気分転換はもちろん、私にとっては嬉しい時間になりました!
<社会をサポートするために>
私ができることは本当にわずかですが。。。
・レストラン閉鎖で苦しんでいるお店のサポートのために、たまにはデリバリーを頼む。(Uber Eatsもフリーデリバリーのサービスを提供してお店をサポートしようとしています)
・散歩中などにすれ違った人には、できるだけ笑顔で挨拶。どうしてもお互いに疑心暗鬼になり、ギスギスとした雰囲気になりがちなので、せめて笑顔でお互いにほっとできるように!
・夜8時に恒例となった、医療関係者への感謝を表す拍手に窓から参加。日中、みんな家にこもっているので、顔を見る機会は唯一このとき。特に近所づきあいがあるわけではないけれど、お互いの無事と一体感を感じることができて、これからも頑張ろうと思えます。
<それと、もう一点最後に付け加えておきたいことが。。。>
私たちと同じようにベルギーに駐在する日本人家族の中には、会社の都合やお子さんの学校の都合の関係で、一時帰国をする方も出てきています。
日本に帰っても14日間の隔離がありますが、その後の生活の中で一番心配なのが、ヨーロッパ帰り(今はヨーロッパに限らずアメリカも大変な状況なので、同じことだと思いますが)だからといって、後ろ指を指されたり、ましてや一時帰国中の体験入学などの学校現場で、子どもたちがいじめの対象にされたりすること。観光から帰国した人と異なり、駐在家族は、既に1,2週間のロックダウン生活を送ったうえでの帰国です。どうか、あたたかく見守ってあげてほしいと思います。
我が家は、娘の学校もオンラインで継続中ですし、一時帰国の予定は今のところありません。姉家族も海外にいるので、日本にいる高齢の両親がいつも以上に心配です。両親の方が、海外にいる私たちを心配していますが。。。
コロナに限らず、何かあってもすぐに帰国できる状態ではないということが不安要素です。そこで、いつも以上に連絡をとったり、明るい話をするように心がけるようにしています。
最後になりますが、政府の方針がどうか、などということはさておいて、感染者が増えても、重症化する人を減らし、医療が崩壊しないようにするために、自分や家族ができることは何か、という視点がロックダウン生活の中では重要なことかなと思っています。
一日も早い終息を!みなさん、どうぞ健やかな毎日を。
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