2月末のカーニバル休暇明けから、ベルギーでも急速にコロナウイルス感染者数が拡大しています。
そんな中でも、毎日の森んぽはかかせません。
先日、2月末になってからようやくの初雪でしたが、積もることはなく、雪遊びが好きにはメイには少し物足りない今年の冬です。
さて、ノーリードで散歩させる人が多いベルギーの森。
飼い主につかず離れず楽しく散歩する犬が多いのですが、やはりトラブルもあります。メイも嫌な思いをしたことがあるのです。
メイは、人間はたいてい誰でも大好きですが、相性の合わない犬がときどきいます。そして、どちらかというと、他の犬とは遊びたがらないタイプ。一人でいたり、気心の知れたワンコたちと、マイペースで歩くのが好きなのです。
年末のこと。いつもの森で、メイと二人、散歩も終わりに近づき、そろそろリードにつなごうとしていた矢先。5,6匹の大きさの異なるワンコたちをノーリードで連れた二人組に出くわしました。ドッグウォーカーでしょう。よくある光景なので、あまり気にせず、すれ違おうとしました。
すると、そのうちの2匹が、突然メイに向かってきたのです。メイは、「やめて!」というように、吠えて威嚇しました。それでも、相手の犬たちやめることなく、メイを追い回しはじめました。怖くなったメイは、尻尾を下げ、おびえるように一生懸命逃げ続け、私の声にも反応せず、どんどん遠くなっていきます。
挙句の果てには、私の視線からはずれ、駐車場を越えて道路の方まで行ってしまったようでした。車にひかれるのではと、私は怒りと恐怖の中走り続け、ようやく駐車場にたどりつきました。すると、散歩にやってきた人が、道路を通る車を制止してくれていました。
おびえて震えるメイをようやく見つけ、抱きしめました。
気付いたときには、メイを追い回した犬も、その飼い主(ドッグウォーカー)もいなくなっていました。
メイを追いかけた犬たちが悪いのではありません。そういう犬をコントロールもできないのに、ノーリードにしている人間が悪いのです。
それ以来、メイはその場所を歩くのを嫌がったり、他の犬が見えると座り込んでしまったり、トラウマになってしまっていたようです。2カ月余りたった今、気の合う仲間たちと一緒に歩く中で、ようやく立ち止まることも少なくなり、以前のようなペースで歩けるようになってホットしていますが、散歩のマナーって大事だなと思うようになりました。
例えば、私が気を付けていることはこんな感じ。
・すれ違う犬がリードをしているときは、こちらもリードにつなぐこと。
・相手がノーリードで、メイが少し怖がるようなしぐさを見せたときは、道端によけて相手の犬をやり過ごすこと。
しかし、これでも一度トラブルがありました。2,3匹の大きな犬を連れた女性が近づいてきて、メイが怖がっていたので、道路わきによけたにもかかわらず、相手の犬がよってきたのです。メイは嫌がっていたし、年末のトラウマもあるので、これ以上メイに怖い思いをさせたくないと、私はメイを抱き上げました。すると相手の女性が、「うちの犬は遊びたいだけなのよ!そんな風に抱き上げたら、あなたの犬はもっと怖がってよくないわよ」と言ったのです。そんなことはわかっています。きっと、その女性のワンコたちは、アグレッシブなワンコではないのでしょう。でも、メイが嫌がっているのだから、とりあえず守ってあげなくてはいけないというのが私のスタンス。みんながみんな、他の犬と遊びたいわけではないし、寄ってこられて怖い思いをする犬だっているのです。だからこそ、こちらは最初からよけているのに。。。
時として、他の犬やその飼い主のことを考えない、傲慢な飼い主がいます。しつけが行き届いているという自信のある飼い主が多いせいかもしれませんね。。。
楽しい森んぽも、時にはこんなトラブルが起こるのです。
でも、楽しそうに森を闊歩するメイのために、これからも私はメイのことを一番に考えながら、他の犬や飼い主とも適度な距離感を保ちながら、森んぽを楽しみたいと思います。
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