2月22日(土)のブリュッセルです。
日本ではコロナウイルスの市中感染と思われるケースがいくつも報告され、心配な状況ですね。
一方ヨーロッパでは、まだまだ感染拡大というフェーズではなく、ベルギーでも感染者は1名確認されたのみです。しかし、コロナウイルス肺炎が中国が発端となったことをうけて、アジア系の住人に対する差別があるという報道がこ2,3週間前からされるようになりました。
そんな中、ブリュッセルではどうかというご報告です。結論としては、個人的には地下鉄やトラムに乗っていても、グランプラスなどの観光地を歩いていたも、レストランに行っても、特に今のところ何の差別も感じません。
ただ、先週末に旅行で遊びに来ていた知り合いの大学生によると、中国人か?とたずねられたりしたこともあったようです。大丈夫そうとはいえ、私でも公共の交通機関や人が多くいる場所に行くときは、少し意識するようにはなりました。。。
ちなみに、欧米では予防のためのマスクという習慣がほとんどありません。マスクをしている人は病人だと思われるので、欧米での予防のためのマスクの使用は、周りの人にかえって不快感を与えてしまう危険性が高いので要注意です。
先日、地元のメディアがSNSで公開していた動画と記事を紹介します。
ブリュッセルの地下鉄内で、中国人の観光客に、「電車を降りろ」などと差別的な言動をした場合、まわりの乗客がどういう反応をするかという実験です。あくまで実験なので、中国人側も差別的な発言をする人も役者さんです。
内容は、フランス語なので私もあまりよくわからないのですが、周りの人たちのほとんどが、差別的な発言をする人を制止しようとし、差別に同調する人はまったくいない、というものです。
こういった動画自体が、逆に差別を助長するのでは、という批判もありますが、個人的にはブリュッセルにあ良心的で勇気のある人がたくさんいるということがわかって安心しました。
Brussels Times
ちなみに、ベルギ―では来週一週間がカーニバル休暇ということもあり、多くの学校が休暇に入ります。そこで、娘の通う学校でもコロナウィルスに対する警戒度が増していてこんな通知がきました。
・休暇中 中国に渡航した場合や、家族が渡航した場合は帰国後14日は登校自粛
・休暇中 アジア圏に渡航した場合や家族が渡航した場合で、発熱があった場合は、解熱剤なしで平熱にもどってから48時間たつまで投稿禁止 (通常のルールは24時間でした)
また、世界各国の学校がかかわるさまざまな学校関連の行事も、アジア圏の学校の参加が中止になったりしており、ベルギーにいてもコロナの脅威を感じています。
一日も早く収束に向かいますように!
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