先日、バドミントンの仲間、彼は20代の中盤で看護師をしているのですが、結婚式の招待状をいただいた。
もうこの歳になると、知人からご招待いただくことなどないのだけど、ありがたいことだなと思いました。若いお仲間とご一緒できるなんて。
さて、海外、特にUSやUKの結婚事情はどうなっているのか、、、
私がロンドンにいたのはもう今から3、4年前になるのですが、その時、会社のパーティーに配偶者同伴可能ということをお知らせするのに、your wife or husband ではなく、partnerと書くと知らされてちょっとびっくり。なぜか。
・一緒に住んでいても半分くらいの人たちは籍を入れていない。もちろん、子供がいても。
・同性婚の人がいる。
ということだと。
そして実際にうちみたいなたった50人くらいのオフィスでもそういう人たちはあちこちに。
ユニークだというか、籍を入れていなくても学校とか、保険とか普通は籍に入っていないと適用されないような社会システムがきちんと保証されているというのが実に不思議。
逆にいうとどんどんそうなっていくから、あえて法的な結婚をするということに意味がなくなってくる、、、
そしてそれでも籍を入れた半分くらいのカップルは離婚する。
てなことなんですね。
ちなみに、イギリスでは離婚すると、奥様の方がほとんどの資産と未来の収入を持っていってしまうそうです、、、、
そして日本を見てみますと、、、やはり法的結婚という概念はこれらの国よりは定着しているものの、私のバドミントンの若いお仲間などをみてますと、とりあえず同棲というケースはとても多いように思えます。
一つは、本当にその相手が将来を共にすべき相手かを見極めたいということ、そしてもう一つは経済的な理由でその方が互いに合理的だというのが背景だそうです。
我々が若い頃、同棲というと、何か背徳的なフレーバーが漂ったものですが、(笑)、、今や選択肢の一つにすぎません。
時代によって価値観や人の行動様式というのは変わっていい句のでそれはそれでいいんじゃないかなと私は思います。
むしろ、生涯一人の法的配偶者と添い遂げるというのが本当に自然な形なのかということを考えてしまうくらいです。現代でも宗教や文化によっては一夫多妻や一妻多夫のケースもありますよね。そしてもっと広い視野で見ると、霊長類の仲間であるゴリラは一人のボスがすべてのメスを支配して、一番強いものの遺伝子を継承する。一方、チンバンジーは発情期には乱婚状態で、短い時間内で多数の雄と交尾し、結果、生殖競争の中で優位にたった遺伝子が卵子と結合して子を成す。
ここまで広くみてみますと、USやUKの緩やかな結婚という概念など、ごく常識的な範囲内なのではないかなと思ったりもします。
ということで、本日は海外結婚事情でした。
おわり。
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