春の小雨パラつく今日のオークランド。
今夜は全NZ国民が沸き立つオールブラックス戦です。
さてつい先日、用事があって弁護士さんの無料サービス
に行ったところ、弁護士のおじいちゃんは私が日本人だと分かると
「今、僕たちのボーイズが君の国にお世話になってるねえ」
と言いました。
もちろん"Our boys"とは、オールブラックス(以下AB)のことで、
ラグビーW杯で日本を訪れているということ。
このおじいちゃんも、他キウイの例に漏れずラグビー大好きなようで、
「ラグビーは実はNZよりも先に日本に伝わってたって知ってた?」
とか、いろんなラグビートリビアを話し出して(笑)、
そして「ハカについて、日本の人々はどう思ってる?批判的?」
という質問をされました。
ハカは、実は他国ラグビーチームでは批判的なところが多く、
特に先日、日本と戦ったアイルランドは、ABのハカに対して最も
批判的な国のひとつ。過去に、アイルランド戦でハカを試験的に
自粛したということもありました。また、ウェールズラグビーユニオンから、
ハカをしないように通告を受けた過去もあります。
ただ、現在は変わらず多くの国がABのハカに対して批判的ではあるものの、
それがNZの重要な文化のひとつであることを尊重し、
理解の姿勢を示してくれている状況です。
さて、そんなハカが日本ではどう見られているかというと、
私の個人的な印象では、日本の人々はハカもABを見る楽しみの一部
として好意的に受け入れられている気がします。(どうでしょう?)
過去には「Ka Mate」のハカが、製薬会社のコマーシャルになったり、
ABの試合のチケットを買った人々は「生のハカが見れる!」と興奮
したり、アトラクションのひとつとなっているんでしょうね。
ちなみにABのハカには2種類あり、上にあげた「Ka Mate」と
「Kapa O Pango」があり、「Kapa O Pango」は、大勝負のような
時に登場するものと位置付けられています。
先日の南アフリカ戦ではKapa O Pangoでした。
今回は、ABの勝負所となる時に登場するKapa O Pangoの訳を。
訳と言っても日本語ではなく、英語です。
シンプルなので、英語でもわかりやすいかと思います!
(引用元はこちら)
All Blacks, let me become one with the land
This is our land that rumbles
It's my time! It's my moment!
This defines us as the All Blacks
It's my time! It's my moment!
Our dominance
Our supremacy will triumph
And will be properly revered, placed on high
Silver fern!
All Blacks!
Silver fern!
All Blacks!
さあ今夜のAB戦ではどちらのハカが登場するんでしょう。
ハカの意味や歴史、相手チームの対応なども楽しみながら見てみてくださいね。
Go The All Blacks!
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