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こんにちは、hisakrapです。(^^)/
前回、1/12スケールプラモデルのスキャンを試してみました。
【3DスキャナーPart4】1/12スケールプラモデルには対応できるか?
結果としては、パーツが小さすぎても大きすぎても、あまり良くないことが分かりました。
・小さすぎると、スキャン精度が粗くなってしまう。
・大きすぎると、細かいところが隠れて(穴になって)しまう。
今持っている3Dスキャナーでうまくスキャンするためには、約5cm~7cmくらいの大きさにしてあげる必要があります。
ただそれでも、白色LEDタイプのスキャナーでは細かい凹凸までスキャンするのは難しいです。
ある程度の粗さは仕方がないとして、楽しめる範囲でデータ取りができるか試してみたいと思います。
前回は、この状態でスキャンしました。
さすがに、どんなスキャナーを使っても、このままスキャンするのは難しいですね。
今回は、後輪から試してみます。
一度組み立てたパーツを外して、スーパーミクロパウダー現像液を吹き付けます。
ここで『ワンポイント』
私が使っている現像液は、
スプレーしてから白く浮き上がってくるまで少し時間がかかります。
私は時間短縮のため、ドライヤーを使って作業しています。
軽くスプレーして、ドライヤーで優しく乾かす。
白くなった状態を確認して、再度スプレーする。
そうすると、厚塗りになりにくく、ムラが少なくて済みます。
前回と同様に、スキャンとマージを繰り返していきます。
今回の後輪部分では、8回のスキャンを行いました。
最初は、回転テーブルの上で同じ姿勢のまま、2回スキャンします。
同じ姿勢でも1回目と2回目のスキャンで違ったデータになります。
(回転角とスキャン数の関係なのですが、言葉でうまく表現できませんので、また次回補足します。)
スキャンとマージを繰り返してある程度データが濃くなってきたら、違う向き同士のデータをマージします。
データが薄い状態で、違う向きのデータ同士をマージしようとすると、組み合わせるポイントが取りづらいので、マージが失敗し易くなります。
(この辺の内容も、次回補足します。)
十分なスキャンとマージができて、ある程度データがしっかり形を成してきたらメッシュ化を行います。
私の3Dスキャナー付属のソフトでは、点群データからのメッシュ化が可能です。
メッシュ化して、周囲の余計な部分を削除すれば、このような状態になります。
スキャン精度が0.5mm程度ですので、細かいところが丸くなっています。
メッシュ化したデータを「Meshmixer」で補修して、
「Fusion360」でソリッド化すると
このような状態になります。
そこそこ細かいところまでデータ化できていると思います。
ただ、これで一つのソリッドになっていますので、何をするにも一心同体です。
ここからうまく面分割などをして、色分けなどができないか、試す必要があります。
それと、この3Dスキャナーを買ってから言うのもアレなんですが、やはりEinScanを買おうかと考えています。
性能的には、やはりEinScanの方が上ですね。
すぐ買える値段ではありませんが。