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こんにちは、hisakrapです。(^^)/
タイで3Dスキャンという趣味を楽しんでいます。
私は、3DCadを扱うことはできるのですが、サーフェスモデリングができません。
サーフェスモデリング(ウィキペディア)
もしサーフェスモデリングができたら、好きなバイクをモデリングして楽しみたいところですが、
サーフェスモデリングって難しいです。
かなり練習しなければ習得できそうもありません。
世の中のモデラーさんたち、すごいと思います。
私の場合は、モデリングができない代わりに1/12スケール「隼」をモデルに、3Dスキャンの方法を模索しています。
前回まで、3Dスキャナーの精度を向上できないか模索したのですが、現実的に難しいと分かりました。
【3DスキャナーPart1】スキャン精度はどこまで向上できるか
【3DスキャナーPart3】スキャン精度に偏光フィルターは有効?
3Dスキャナーを変えることができないのであれば、スキャンする方法で対応するしかありませんね。
ということで、いろいろな方法を試しています。
スキャンデータ(タンクの場合)今使っている3Dスキャナーでは、1回のスキャンでこれくらいの粗さになります。
当然、このままでは使い物になりませんので、「なんとか」しなければなりません。
パウダーを使う方法ホームセンターで売っている、このようなパウダースプレーを使う方法があります。
身近なパウダーですと、汗を抑える「制汗スプレー」が有効という話も聞いたことがあります。
このスプレーを吹き付けて、スキャンする物の表面をミクロのパウダーで覆います。
すると、3Dスキャナーの光がこのパウダーで跳ね返り、位置データを採取しやすくなるということです。
透明な物や、テカテカした物はこのようなスプレーが効果的です。
また写真のスプレーは中身がパウダーですが、人体に影響はありません。
塗装ではありませんので、塗布したあとも簡単に除去することができます。
塗布するときは、ラッカースプレーのように少しずつ乾かしながらスプレーすると、ムラなく塗布できます。
スキャンデータを合成(マージ)する3Dスキャナーに付属しているソフトウェアーには、この合成(マージ)機能は標準で備わっていると思います。
人気があるEinScanですと、スキャンしながら自動的にマージしてくれるのを見たことがあります。
これは便利です。
また自分でマージする場合、こういう参考動画もあります。
CloudCompareというソフトも無料で使用できますので、ソフトがない方には良いかも知れません。
タンクのマージを試すこのマージは、私の3Dスキャナーに付属されているソフトを使っています。
上の2つのスキャンデータを、「2こいち」にマージします。
ちょっと小さくて見えにくいですが、上の2つのデータに、0~4の赤い数字で「ポイント」が打ってあります。
このポイントを目印にマージを実行しています。
ポイントの取り方が悪いと、マージできなかったり、ずれてマージされることがあります。
先ほど「2こいち」にしたデータに、さらにスキャンデータをマージしていきます。
マージを何度か繰り返すことで、スキャンデータを補修していくことができます。
タンク単品での仕上がりは、こんな感じでした。
まあまあの出来だと思います。
スキャンデータ(バイク全体)同様に、バイク全体をスキャンしてみます。
細かいところまでスキャンしたいので、最初からパウダースプレーを使用しました。
ハンドルのところがズレてしまいました。
ホイールも途中で回転してしまい、ズレています。
ですが、思ったより良い仕上がりだったと思います。
ただし、エンジンの内部(ラジエターの後ろ)は穴があいています。
ここまではスキャンできなかったようですね。
まとめ今回は、タンクの部品単品だけの場合、バイク全体の場合で試してみました。
タンク単品ですと、スキャンするにはやや小さい。
バイク全体ですと、奥の方がスキャンできない。
このことから、中間を取って、ある程度の大きさに組み立てた状態でスキャンすれば、
1/12スケールでも対応できる気がします。
さすがに、レーザースキャンのような仕上がりにはなりませんが、悪くはないと思います。