この15年くらい、ずーっとアメリカとのビジネスを経験してきました。基本、「人間」という観点では同じなので、(当たり前か)感情、喜怒哀楽ということについては基本は同じで、してあげたら喜んでくれるし、裏切ったら恨まれる。。。そりゃそうですよね。
向こうの映画を見ていても、そういう人間の機微という点では大きく異なる点はないんだけど、実際に現地で相対していると、完全に違うと感じる部分があります。
それは、感情の「エッジ」というか、感情の切れ方のようなものです。
特に米国人の場合、全体論として日本人と比べると感情の振れ幅が大きい、かつ感情の切れというかエッジのきき方が日本人よりも強いように感じます。これは劇的なケースを指しているのではなく、ごく日常の感謝のシーンや疑問を投げかけるシーン、あるいは怒り、批判、どれについても感情の幅だけではなく、そこに至る導火線への火のつき方が違うという感じです。
特に映画などの文句を言いあうシーンなどを見たら一目瞭然ですよね。日本人同士でああいうやりとりはほとんどありえませんからね。
これに関しては、イギリス人とアメリカ人でも大きく違うように感じます。イギリス人の場合はどちらかというと日本人に近い。
イギリス人は実にインダイレクトです。遠回し。まるで京都のよう。やっぱり島国で、かつあの厳しい気候がそうさせるのだと感じます。
かつ対面を重んじる歴史ある国。
逆にいうと、彼らの微妙な否定のインダイレクトな言い回しなんかを取り損ねるとえらいことになる。京都と同じ 笑。
こういう地域における人間の感情の特徴というのを理解することもお付き合いの上ではとても大切なことだと思います。
おわり。
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