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西洋文化の浸透 今時?

今時「西洋文化」なんて笑っちゃうでしょ。。。大正? 昭和初期? って感じですね。

ただ、世界を回っていると、結構笑えないことが見受けられます。

例えば、アメリカやハワイのお店でちょっと流行ったものが日本にきた途端にすごい行列!特に原宿とかにきちゃうともう大変。現地では、、、、、、てな感じです。

そして今回は、、、ワイン。

ロンドンに住んでた時は、買い物はネット。ロンドンでは本当に珍しく、時間指定ができる、そしてかなり信頼できるサービスを展開しているあのスーパーの雄、Waitrose系列のOcadoをいつも利用してました。私は自炊派なので、一週間分の食材をだいたい土曜の午前中に届けてもらっていました。

野菜や果物、そして肉も日本よりもクオリティー高く、そしてはるかに安い!

オーガニックの野菜ですら、日本の半額程度でしょうか。

そして本日のお題はワイン。

私はかなりワインにはクレージーですが、ロンドン時代に買っていたワインのプライスゾーンは6−9ポンド。Ocadoのセール品をうまく見つければだいたい30%くらい安く買えるのです。なので、通常価格でいうと9ー12ポンドというとこでしょうか。要は1000円ワインです。

品質はって?

実に素晴らしい!

日本で1000円ワインというともうほとんど選択肢がなく、コンビニかカクヤスくらいでしょうね。そしてその味は、、、

ロンドンでは人気のクッキングショーでその料理とあうワインを紹介しますが、だいたい私が買っていたのと同じくらいの価格帯のものがほとんどでした。それもソムリエやソムリエールさんが紹介したりします。

さてでは売り場はどうでしょう。ロンドンではどこにでもあるM&S、そうマークスアンドスペンサーでは、、、、ワイン売り場には、フランス、イタリア、スペイン、南アフリカ、NZ、チリ、USと地域別にワインが揃っています。そして中心価格帯はやはり6−12ポンドくらいです。概ね1000円前後のワインが中心。5ポンドくらいのセール品もたくさんあります。

で、品質はワインラバーをしても納得させるものです。

一方で日本では、「ワインが好き」というとボルドーのあの銘柄がどうとか、ブルゴーニュのあの銘柄がどうとかそういうところに行ってしまいます。文脈としていかに高級なワインを知っているかという世界。ちなみに、日本のワイン好きの間で読まれているリアルワインガイドという雑誌があるのですが、「安ウマワイン特集!」と題して紹介されているのは平均すると2000円を超えています。定義は3000円以下は安ウマワインだそうです。

もちろん、輸入のコストや税金があるので現地での1000円ワインはこっちで2000円弱になるかもしれません。ただ一部の良心的なワインショップでは1500円前後の良質なワインにも力を入れ始めています。

私がよく買っているのはカーヴドリラックスというネットショップですが、1000円くらいのワインの品揃えはどこにもない規模でそしてその品揃えが素晴らしい。

ここでワインを買うと、なんかロンドンで買っていた時と同じ経済感覚で同じクオリティーが実現できるのです。

なんか宣伝になっちゃったけど(笑)、それぐらいの価格帯のワインがよく売れ、家庭でも日常的に飲まれるような状況になったら本当に西洋文化の一つであるワイン文化というものが醸成されてきたということなんではないでしょうか。

一部の愛好家が1本数千円、数万円を投じている状況をとてもワイン文化が成熟していると言わないですよねw

ワインラバーとは高級ワインを追求する人にはあらず、日常にワインを楽しむ人のことなり!

おわり。

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