今日は、あえて少し賛否両論あるテーマについて。
ベルギーに引越してきて間もないころ、我が家のアイドル ミニチュアシュナウザーのメイを散歩していたら、ある男性に声をかけられました。「この種類の犬は、昔は耳や尻尾を切られたけど今はそうじゃなくてよかったね」と。
実はメイを飼い始めたとき、ミニチュアシュナウザーやその他いくつかの犬種が、人工的に耳や尾を切除される場合があるということを知りませんでした。
二ヶ月のメイにブラジルで出逢い、我が家に迎え入れた後、いろんな情報交換ができればと、Facebookの日本のシュナウザーグループに参加し始めました。初めてメイの写真をアップしたら「長いしっぽも可愛いね」というコメントをもらい、その時に初めて断尾さらには断耳というものがあることを知ったのです。
シュナは元々、ネズミ獲りをする犬で狭いところに入り込む時に耳や尾を傷つけないようにカットしたそうですが、今はほぼ見栄えの為だそう。しかし動物保護先進国ヨーロッパ各国では禁止になり、ブラジルもその流れが来ているそうでメイもカットはされていません。
日本では、ブリーダーで育てられている生後間もない時期に、将来の飼い主の意図とは無関係に、商業的な理由で処理がされることが多いようです。
ベルギーに来て、尾の短い犬を目にすることは本当に稀です。
調べたところによると、1899年にイギリスで断耳が禁止されて以降、ヨーロッパを中心とした各地に広がり、断尾についても同じような動きが広がっているそうです。
そんなヨーロッパに、もし私がメイに日本で出会って、既に断尾されている状態で連れてきていたとしたら、「あらー、今も尻尾を切られてる犬がいるなんて」と、思う人もいたことでしょう。
日本でも少しずつ動物福祉の活動が広がっているようですが、不必要な断耳、断尾の禁止も広がっていってほしいと思います。
個人的には、私は長い尻尾のおかげで、メイの喜怒哀楽がよくわかって嬉しいですし、垂れ耳も愛らしくって大好きです!!
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