• 海外赴任時の車の売却はJCM

お気に入り一覧 お気に入り登録 お気に入り解除

LCC(格安航空券)のメリット・デメリット

明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始、旅行を楽しまれた方も大勢いらしたことと思います。
我が家も、少しでも温かいところ、明るいところ、でもそんなに遠くないところ・・・ということで、ポルトガルに行ってきました。
ブラジルを離れて1年半、せっかく少しはわかるようになったポルトガル語をすっかり忘れてしまう前にというのも、ポルトガルを選んだ大きな理由の一つでした。

気温は高くても15度ほど、ということでそれほど温かくはありませんでしたが、ヨーロッパ大陸最西端のロカ岬から望む大西洋のエメラルドグリーンと美しい青空、そして明るい太陽が何よりの気分転換になりました。

大航海時代を記念して作られた発見のモニュメント
49010300_10219033501016955_6857979787118379008_n.jpg


さて、今回の旅行で初めてRyanair(ヨーロッパでは大手の格安航空会社)を使用しました。
実は、11月にもRyanairでイタリア旅行を計画していたのですが、ブリュッセル空港のスーツケースを配送する会社のストライキの影響で、私たちが予定して飛行機がキャンセルになり、結局旅行全体をキャンセルにするという苦い経験があったのです。
そこで、今回は11月のキャンセルになった経験と今回の旅行を踏まえ、Ryanairのメリット、デメリット、注意点などをご紹介したいと思います!

<メリット>
1.もちろん価格。予約時期や旅行時期によって差がありますが、早めに抑えれば、かなりお得なチケットが購入可能。

2.購入手続きも簡単。私はexpedia.comを通じてチケットを取りましたが、オンラインで簡単にチケットの比較ができ、パスポートやカード情報などがあれば、すぐにできます。

3.事前にちゃんと必要な手続きをしていれば、チェックインも楽々!
事前に荷物や座席指定、チェックインなどをすませ、チケットをしっかりプリントアウトしておけば、当日のカウンターでの手続きはとてもスムーズ。

<デメリット>
1.キャンセルになった時などの、カスタマーサービスの対応が悪い

サイトを見ても、直通ダイアルなどはなく、まずはライブチャットに誘導されます。聞きたいことを書き込んでも、的を射ない自動応答メッセージが来るばかり。しまいには勝手に時間切れ!
幸い、私はエクスペディア経由でRyanairの英語窓口を聞き出し、11月のキャンセルについては直接電話で交渉することができましたが、人によって対応がまちまち。

キャンセルになった飛行機の払い戻しはすぐにしてくれるのですが、帰りの飛行機を同じ予約番号でとっていなかったため(乗降地が往復で異なったため)、最初は帰りのフライトの返金はダメの一点張り。しかし、翌日再度文句を言うと、すんなりOK。粘り強いクレームが必要で、かなりのストレス。

さらに友人曰く、フライトがキャンセルになって、別便を手配する場合。手配するのは自分。余計にかかった費用はRyanairに請求できるのですが、その手続きも面倒で、さらに数か月たってもなかなか返金されないケースもあるとのこと。

2.何でも追加料金
飛行機を抑えただけでは不十分。現在のルールでは、手持ちの鞄一つのみ(前の座先の下に入る、小さなサイズ)が無料で持ち込め、それ以外は全て有料。さらに、座席を指定するのも有料。

座席は指定しなくてもいいのですが、万が一ダブルブッキングなどがあると大変ですよね。ポルトガルからの帰りの飛行機でも、満席で、座席がない乗客がいたようで出発が少し遅れるというトラブルがありました。

機内でも、飲み物や食べ物もすべて有料。これは、事前に知っていれば特に問題ないですね。シンプルなサービスというのは、デメリットというより、メリットでもあるかもしれません。。。

3.チェックインの行列
空港や時期にもよりますが、カウンターの数が比較的少ない場合も。オンラインチェックインしていたとしても、預ける荷物があったり、パスポートチェックを受けなければいけない人(EU以外の国籍の人など)は、余裕を持って並ぶ必要があります。


4.ゲートから飛行機までが遠い。外を歩かされる。
ゲートが遠いのはもちろん。駐機場まで、バスに乗ったり、外の通路を歩いて、しばらく待たされることがあります。天候のよくない時には、ちょっと辛い。

<注意点>
1.キャンセルになっても大きな影響の出ない、近場の旅行や個人旅行などにはオススメですが、大事な旅行には個人的にはオススメできません。

2.ホテルなどは、可能な限りキャンセル可能な部屋を抑えること。

3.キャンセルになった場合などのクレームは、粘り強く!

4.座席指定、有料荷物の予約は事前に。
とくに、手荷物として、バッグに加え小さめのスーツケース(10KGまで)を持ち込める、プラス2は、10ユーロ弱で予約でき、これを頼むと搭乗の際も優先ラインに並べるのでオススメ。ピーク時だと、空きがなくなる場合もあるようなので、早めの予約が大切。

また、チェックイン荷物がある場合、チケット購入時に買うのと、その後に買うのとでは値段がかなり違います。手荷物には、液体物の制限もあるので、長期の旅行やワインなどの購入を考えている場合は、チェックイン荷物の予約も、チケットと一緒にする方がいいでしょう。

荷物制限のルールはなかなかシビアです。大きさやバッグの数には気を付けましょう!オーバーして、急遽預けることになると、約40ユーロの追加出費!

5.空港やターミナルの場所は要注意
Ryanairなどの格安航空会社は、各都市のメインの空港ではなく、少し郊外のサブ空港を使用する場合が多くあります。
また、ターミナルも格安航空会社のみが集まる、少し離れたターミナルを使用しているケースも。事前に、空港の場所とターミナルの場所は要チェックです!

6.余裕を持ってチェックイン

以上、Ryanairなどのヨーロッパの格安航空を利用する際のメリット、デメリット、注意点をまとめてみました。
11月の旅行がキャンセルになった際、カスタマーサービスの酷いサービスに散々嫌な思いをしたり、ホテルのキャンセルがきかず無駄な出費を余儀なくされた経験から、二度とかLCCなんか使わない!と思っていましたが、既に予約していた今回のポルトガル旅行は、無事にスムーズな旅行ができたことから、今は、状況によってはまた試してもいいかも、という心境です。

安いには安いだけの理由があり、何かあったときのリスク対策さえできれば、LCCはアリなのかもしれません。
みなさんのLCC体験は、いかがでしょうか? いずれにしても、安全で楽しい旅がしたいものですね!!!

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外駐在妻へ
にほんブログ村

続きを読む

ブログ紹介

ゼロからのサンパウロ

http://saopaulohouston.blog.fc2.com

2003年まで某大手教育関連企業に7年半勤務後、長女の出産と夫のアメリカ転勤を機に、駐在妻生活をスタート。8年半のアメリカ駐在ののち、ようやく日本に帰国したものの、2年後2014年初夏、W杯直前のサンパウロへ。初の南半球での刺激的な日々をすこーしずつご紹介していきます!(ブログ初心者なので、ブログの勉強もしつつ。。。)

このブログの最新記事

これで漏れ無し!海外赴任前の準備方法

チャートとチェックリストを使って、
海外赴任前の準備項目を確認しながら情報を収集して準備に備えましょう!

海外赴任準備チェックリストを確認する

書籍版のご案内

海外赴任ガイド 到着から帰国まで

書籍版「海外赴任ガイド」は各種ノウハウや一目で分かりやすい「海外赴任準備チャート」などをコンパクトな一冊にまとめております。海外赴任への不安解消に繋がる道しるべとしてご活用ください。

書籍版の詳細

たいせつにしますプライバシー 10520045