海外で日本のテレビをみるといってもいろいろな手段があります。地上波、BS、CSを見たいのか?インターネット上のコンテンツ動画をみたいのか?海外ではテレビで見たいのか?スマホで見たいのか?様々な観点からどのシステムが一番海外でのライフスタイルにあっているか検証してみます。
地上波、BS、CSを見たい場合
この場合まずこれらの電波がどこからきているか?ということを考えてください。現在ネット上には様々なサービスがありますが、地上波、BS、CSはテレビアンテナ線で初めて受信できるものです。インターネット上では決して受信はできません。アンテナ線が受信できるのは屋根についているアンテナやケーブル会社などが提供しているCATVなど。何れにしても日本に物理的な場所があるところでしか受信ができません。つまり、海外から地上波、BS、CSを見たい場合は、日本の設置場所が必ず必要になってきます。
オンディマンド(ネット動画)を見たい場合
この場合は、全てのコンテンツはインターネット上にありますのでインターネットの接続さえあればPCやスマホ、AppleTVなどの機器での視聴が可能になります。ただし、海外からアクセスするPCやスマホ、AppleTVなどの機器での視聴はできません。こちらもやはり物理的に日本という場所に設置をしている機器でしか視聴ができないためです。オンディマンド(ネット動画)を見たい場合は、日本にVPNサーバー(テレパソでも可)を設置するか、日本のVPN会社と契約する必要があります。
どちらの場合でも日本という物理的な場所や場所での契約が必要になってきます。
テレビ録画サーバーとは?
テレビ録画サーバーテレパソは、日本の自宅の自宅に物理的に設置し、TVアンテナシグナルとつなぎこれらのデータをインターネット上で転送できるように処理ができるコンピュータ型サーバーです。
通常の家電ではアンテナシグナルのままですのでインターネットとの互換性がありません。テレパソを設置することでアンテナシグナルをインターネットシグナルに変換しインターネットとの互換性を持つことができるようになります。
インターネットのシグナルに変えたデータは、海外のテレビで再生することができるようになるため、テレパソを設置することで海外のテレビで日本のテレビが映るということができるようになります。
テレパソを設置しますと、地上波、BS、CSのテレビアンテナ線から電波を取り込めるようになります。さらに物理的に日本に設置しますのでオンディマンドの視聴も問題なくできるようになります。まさに日本のテレビ、日本のオンディマンドコンテンツ規制の2つの規制を合法にクリアーすることができるようになるわけです。
海外側での受信方法
海外側の受信方法ですが、地上波の場合とオンディイマンドの場合は手段が違ってきますので2つに分けてご案内いたします。地上波の電波はTVアンテナシグナルですのでそれをテレパソで取り込みインターネットで転送できる方法に変換処理を行います。
この処理を行うことができれば、あとは海外側はどんなデジタル機器での視聴も可能です。PC、スマホ、AppleTV, プレステ、XBox, Amazon等、さらには海外のスマートTVなら直接視聴も可能になります。多くの家電がデジタル化している現状ですので、受信側の海外はどのような機器でも簡単に日本のテレビを受信することができるようになります。
一方オンディマンド動画の場合は、すでにデータ自体がデジタルのためどんなデジタル機器でも視聴が可能なのですが、海外からの場合は物理的設置を確認する規制がかかっているため普通に再生すると視聴ができません。
そこで、テレパソ(物理的に日本にあります)のVPNサーバーにつなぐことで海外からのデジタル機器でも日本のコンテンツが視聴できるという仕組みになります。
VPNというのは基本的にサーバー(親:日本側)=クライアント(子:海外側)のワンセットで通信ができるものです。そのためPCやスマホをクライアントにすることで、テレパソVPNサーバー(親)またはVPNサービス(親)につなぐことでVPN経由での視聴ができるようになります。
ただし、AppleTVなど多くの家電ではVPN接続ができない機器が存在します。その場合は、VPNXという機器をクライアント(子)として海外の自宅に設置します。VPNXというのは、VPN親機につなぎ自宅内にVPN専用WiFiホットスポットを構築できる機器です。
PCやスマホはもちろん、VPN接続できないデジタル家電をVPNXのWiFiホットスポットにつなぐことで、これらの機器をVPN接続できるという仕組みになります。
海外側はこのVPNXさえ設置しておけばどんなデジタル家電でもWiFiにつなぐだけで日本経由にすることができます。
はじめてみよう海外でのテレビ生活