日本と比べてLGBTと言われる性的マイノリティの方々の権利が尊重されているヨーロッパ。
先日そのことを実感させられるものを、娘の通っているインターナショナルスクールで発見!
それがこちら。
性別に関係なく使えるトイレです。
もちろんこの他にも男性用、女性用、スタッフ用のトイレがあり、それと並んで設置されていました。
今年から10年生のハイスクールに上がった娘によると、別の建物となるミドルスクールにはなかったそうなのでハイスクールのみでの対応だと思いますが、さりげなくこういうものが設置されていることに驚きと感心しきりでした。
日本も含めて、少しずつLGBTへの理解が高まりつつあり、私自身もそういう人たちが差別や偏見を受けることなく生活できるようになればいいと思ってきましたが、あくまで他人事という認識だったように感じます。
今回のトイレのこともそうですが、先日娘が友人数名を週末家に呼んでスリープオーバー(お泊り)したいと言ってきたのですが、そのことも、今までの自分の認識を改めるきっかけとなりました。
実は、娘が呼びたいと言っていた友人の中に男の子も一人いるというのです。彼自身はゲイではないそうですが、娘を含む女の子達と普段からとても仲良くしていて、気の合う友人の一人なのです。私も学校などで彼を見かけたことがあり、とても優しそうで感じのいい子だと思っていました。
そこで、最初は「えー、男の子はダメだよ!」と言ってみたものの、それが正しい判断なのか、変に差別しているだけじゃないのか、と感じたのです。
結論としては、彼は結局自分の判断で夜の内に家に帰ったのですが、私自身の中ではいろいろ考えるきっかけになりました。
ブラジルの時もそうでしたが、こちらでも娘の学校の先生の中には、同性愛者のカップルが何人もいます。だからといって、生徒たちが変なイメージを持つこともなく、保護者もそれをそのまま受け入れています。
性的志向はあくまで個人の問題であり、職場や通常の人間関係などにはなんの問題もないことを改めて実感しました。
そして、今後娘の友人、さらにはもっと身近な存在としてLGBTの人と接することがあったとしても、今回のことをきっかけに、私自身は何の偏見もなく接することができそうな気がします。
LGBTであることによって、いじめを受けたり、生きづらさを感じて命を絶つ人も少なくありません。多くの人が、LGBTとひとまとめに認識するのではなく、一人一人を見つめて接していくことができれば、無駄な差別や偏見もなくなるのではと思います。
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