ペットフレンドリーなヨーロッパ。以前にもお伝えした通り、犬はペットというよりコンパニオンアニマルとして存在が認められ、上手に人間と共生しています。
しかし、「犬の扱い」というか「立ち位置」について、ヨーロッパと日本、さらには以前住んでいたアメリカとではいろいろと異なる点があるように感じます。そこで今回は、あくまで私個人が感じた違いをご紹介しようと思います。
〇まずはワンコの寝床
我が家のメイはいつもこんな感じ。
日中はリビングにあるソファや自分のベッドで寝ていることが多いのですが、夜は私のベッドにジャンプ! 私の足の間にはさまり、あごを腿に乗せて寝ます。身動きできない私は、夜中に体勢変更!結局こんな感じで、メイはキングサイズベッドにのびーっと自由に寝ています。
躾上の問題や衛生面のことから、ワンコと一緒に寝るのはいまひとつ、という考え方もありますが、日本人には、「布団を占領される!」と文句を言いながらも、実は飼い主人間とってもワンコと寝るのは喜び、という人も多いですよね!
これはアメリカでも同じだと感じます。大きなワンコを二匹飼っている友人も、いつもベッドやソファを占領されながらもうれしそう!
しかし、ヨーロッパではあまりないことのよう。
友人に、「メイはソファもベッドも乗っていいことにしてるよ!」というと、びっくりされることがほとんど。メイを連れて、犬を飼っている友人の家に行くと、そのお家のワンコはソファに上らないのに、メイがソファに何度も上がってしまうので、何度も下ろさなくてはなりません。。。
〇次にレストラン
以前ご紹介したように、ヨーロッパでは犬連れOKのレストランやホテルがたくさんあります。
日本でも最近はオシャレなドッグカフェや、犬連れOKの素敵なホテルが増えているようで、いつか日本にメイと行ってそういうところを一緒に楽しみたいと思っているところです。
しかし、同じワンコOKのレストランを比べてみても、ヨーロッパと日本では少し違うようです。
ヨーロッパは、ワンコOKだからと言って、特別の設備もなく、(親切に水を出してくれることはよくありますが)、犬連れではない一般のお客さんと区別されることもなく、単にテーブルの下で待っているだけ、という感じ。
一方の日本のドッグカフェは、犬連れ専用だったり、一般客とは席が分かれていたり、犬に服を着せなくてはならない、シーツを下に敷くなどいろいろなルールがあったり、その代わり条件が整っていれば人間と同じイスに座ることができたり、犬用のメニューがあったり、といったような特別な「ワンコ対応」をしているというのが一般的のような気がします。
日本の場合、小型犬が多く、どうしてもぬいぐるみ的にワンコをかわいがる、という文化があるせいかもしれません。
〇躾
ヨーロッパでは仔犬のころに多くの飼い主が、しつけ教室に犬を連れて行っているようです。そこでマテ、オスワリ、呼び戻しなどの基本的な躾を身に付けるようです。週末や夕方に行われている公園でのグループレッスンに参加したり、個人のトレーナーに来てもらって訓練したりするそうです。だからこそ、森でもノーリードでいられるし、犬同士が激しく吠え合っているのを目にすることがほとんどないのかもしれません。
一方、アメリカでは仔犬のころからの躾はあまり一般的ではないように感じます。少し大きくなってから、吠え癖があったりなどの問題行動があってから教室に通うようです。日本もアメリカに近い状況かもしれないですね!
ヨーロッパと日本、どちらも良い点、よくない点があるように思いますが、個人的には、日本も、もっと無理なく、犬が社会の中で人間と共生できるようになってほしいと思います。
そのために、基本的な躾(他の犬や人間などにえたり攻撃的にならないような社会性が身についていて、オスワリやマテぐらいは多少はできる程度)は一応して、カフェのイスなどに乗ったり、犬用メニューなどの特別な「ワンコ対応」などはなくてもいいから、衛生面や安全面などの最低限のルールさえ守れれば、ワンコ連れも受け入れてもらえるレストランが増えてくれたら嬉しいなあ、と思っています。
そんなことを言いつつも、私はやっぱり夜はどんなに狭くてもメイとベッドで一緒に寝たいし、メイの躾は独学でしかやってないので、マテ!は数秒しか聞いてくれない、というダメダメ飼い主なんですけどね。。。あくまで理想です!
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