言わずとしれたペット先進国ヨーロッパ。
ペットというよび方自体も少し躊躇するほど、犬は犬としての存在が認められコンパニオンアニマルとして人間と共生しています。
というわけで、ブラジルから連れてきたミニチュアシュナウザーの女の子、我が家のわがまま娘、メイを通して少しずつヨーロッパのワンコ事情をご紹介していきたいと思います。
日の長い夏は、夜の10時過ぎまで明るいです。写真も21;30ごろに撮ったもの。
そこらじゅうに森が点在するブリュッセル。我が家も歩いて数分もすれば森の入口。森とはいっても、舗装はされていないながらも、いくつもの遊歩道があり、数週間毎日歩いても迷ってしまうほど。
季節によって景色の変わる森の中。春は花々がキレイです!
ロングリードを付けてメイと一緒に森の中の散歩デビューをし始めた頃の話。
「なんでリードをつけてるの?離してあげれば?」と、何人かの飼い主の方に声をかけられました。確かに、ほとんどのワンコがノーリード。飼い主のそばをつかず離れずタカタカ楽しそうに歩いています。私は「まだ1歳になってないから。逃げちゃうかもしれないので」と返事をしていましたが、このままではマズいと思い、少しだけメイをリードから離してみると。。。
すると、数メートル離れたところで「メイ!」と声をかけ、おやつを見せながら呼び寄せに成功!「よしっ!これならいける」と思い、再び離すと、メイは少しずつスピードを上げ、私の声にも全く反応せず、森の中に逃走!!!慌てた私は、必死に叫びながら追いかけること数分。ようやく立ち止まったメイを確保。
これはダメだと落ち込んでいると、犬や馬の世話に慣れているスウェーデン人の友人から、「私の犬と一緒に散歩に行こうよ。犬は群れの中で学習するからきっと大丈夫」と誘ってもらい、一緒に散歩すること数回。かしこい彼女の大型犬、アフリカ原産のリッチバッグのショナちゃん(6歳メス)が、まるで姉貴分とでもいうように、メイを上手にリードしてくれて、無事に逃走せずに散歩できるようになりました。
ライオンにも対峙できるというリッチバッグのショナ女史。強くて心優しい姉貴分です!
その他にもこの友人からは、たくさんの素晴らしいアドバイスをもらいました!
・犬も子育てと同じ。「ダメ」と言えば言うほど、離れていくよ。上手にほめて!
・呼び戻すときは、できるだけ大きなジェスチャーで!両手を大きく振ったり。小さなジェスチャーでは、犬にはアピールしないよ。
・誉めるときは、目線を合わせて!
・飼い主が犬を追うのではなく、犬が飼い主を常に気にするようにしないとダメ!ときどき木の陰に隠れて、犬に探させるとか、ゲームみたいにしながら教えるといい。
・呼んでも来ないときは、飼い主が何かを拾う仕草をすると、それが気になって戻ってくるよ。(確かに、我が家のメイは、枝が大好きなので、私がかがんで枝を拾うとすぐに戻ってきます!)
ブリュッセルに来て1年強経った今、メイは、森の中を自由に闊歩しています。すれ違う犬や散歩する歩行者、自転車などにも上手に対応しています。犬を愛する友人たちと、週に数回は集団で森を散歩することも楽しみの一つになりました!
一緒に散歩する仲間たち!大きなワンコばかりなので、1回1時間強、4KMほど歩きますがメイも楽しくついてきます!
ただ唯一問題なのは馬!森の中には、乗馬用のトレイルもあり、時々馬に出くわすのですが、未だに馬には慣れず、早めに私が馬を察知し、反対方向に避難するか、リードをつけるかするようにしています。しかし、散歩仲間の他のワンコたちは馬を見ても平然としているのです。メイもいつかはそうなるのでしょうか。。。気長にメイの成長を見守っていきたいと思います!!!
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