有益情報を結論から言うと、パナマでの出産で必要な持ち物は2つ。
・ 母子手帳的な出産記録の紙切れ
・ 入院予約の証明書類/カード
これらを持って病院に行き、出産OK判定(NGなら帰宅)が出たら、あとは産婦人科医を中心になんとかしてくれます。事前に産婦人科で説明のあった陣痛〜出産プロセスについてはこちらをどうぞ。
以下、ネタ的な日記です。
出産って、十人十色なのであくまで参考程度に。
0. 破水
夫の多忙週が終わったのをいいことに、「もう出てきて大丈夫だよ〜」「できれパパがいるときに出ておいで〜」「お外の世界も楽しいよ〜」と、話しかけていました。
ら、その日の夜22時過ぎ、突然の破水。笑
1. 病院に入る @ 受付 admision
夫に車を出してもらい、緊急外来窓口(emergencia)から病院に入りました。emergenciaでも結局は窓口(admision)で状況説明をして、ペラッペラの紙切れ2枚の母子手帳もどきの過去の健診記録と入院予約受付完了の書類を渡して、待機。
しばらくすると車椅子を持ってきてくれた看護婦さんがきて、乗せられるがままに陣痛室へ移動。
2. 陣痛に耐える @ 陣痛室
LDRではなく、陣痛室と分娩室に分かれてるスタイルだったので、陣痛室にて陣痛にひたすら耐える時間に突入。子宮口が数センチ開いていないと帰宅指示になるところでしたが (出産プロセス事前説明詳細はこちら)、破水もしていたので、陣痛室待機になった模様。とりあえず「担当の産婦人科医呼ぶね〜」という一言で待機確定が判明、帰宅にならなかったことに一安心。
でも、同時に、出産するまで出れないんだ、後戻りできないんだ.... 出産まで帰れないベルトコンベアーに流されてしまった!たーすーけーてー!!!って気分に。笑
産婦人科医を待っている間、分娩監視装置(NST)と水分点滴を装着されました。装置を装着している間にもごそごそ動き回る赤ちゃん、破水はしたけど、本当に出てくる気あるのかしら?とも思っていました。水分点滴ですが、これを装着したら最後、水分も食事もNGとの宣告が。食後で良かったけど、夜だったから軽く夜食でも食べてから行きたかったなぁ..
産婦人科医登場時点で、子宮口は1cm程度しか開いておらず、「初産だし、これは長丁場になるね〜。10時間くらいかかるかもね。がんばって!」と言われ、最低限量の促進剤点滴も追加となりました。
でも、ここからが急展開でした。
3. 急展開 @陣痛室
私は急激な陣痛の悪化に段々と余裕がなくなってきたのですが、まわりの皆んなは進みは遅いだろうと余裕な構え。
初めての陣痛だし、こんなもんかなと必死に耐えていたものの、そこから1時間も経ってなかったかな、それくらいかな、陣痛が痛すぎてもう息も絶え絶えな状態に。必死に深呼吸したり、なんちゃら呼吸法とかやってたけど、全然ダメで、見かねた産婦人科医が「そいえば麻酔医必要だっけ?」と夫に確認し、そのついでに子宮口の具合を確認したら
まさかの9cm。もう生まれる。笑
産婦人科医も看護婦も急にバタバタ。笑
子宮口が9cmなので、せっかくの無痛分娩の予定だったのに麻酔はもう無理、呼ばれて駆けつけた麻酔医も出番なし。急いで分娩室に移動することになったものの、車椅子に乗ろうとした瞬間に、骨盤に赤ちゃんの頭蓋骨がかぽんとハマった感覚が!!!いきんだら出てくるんじゃないかくらいの感覚で超ピンチ。苦笑
4. 出産 @ 分娩室
なんとか分娩室にたどり着いたものの、赤ちゃんを受け止める小児科医がまだ来ない。
「小児科医が来るまで産まないで!」と産婦人科医に言われたものの、こっちは痛みでそれどころじゃない。産んじゃいけない理由が、小児科医がいないから、って、納得できんし!!!苦笑
その後10分くらいかな、結構すぐに、手術服とマスクを大急ぎで装着しながら登場した小児科医を確認して、やっと出産OKに。
そこからはあっという間。いきみ1回目は状況がよくわからずタイミングを逃し、2回目で途中まで、3回目でポーンと、あっという間に生まれました。
鼻からスイカは出てこなかったけど、骨盤をググッと開けて間から軟式野球のボールを出す感じでした。
そのあとは、母体は産婦人科医による胎盤排出・会陰の縫い付け・マッサージによる血液排出を、小児科医は赤ちゃんのクリーニングと初期処置をしつつ、しれっと記念の足スタンプを作成。夫の腕にまでスタンプして、そこから記念撮影をして、私はぐったりなのに対してこちらはお楽しみモード。めっちゃ笑顔な夫 & 赤ちゃんを覗き込み二重顎の私 & 泣き虫ベビー、が初めての家族写真となりました。苦笑
5. その後
その後は、産婦人科医と小児科医ともにまた明日ね〜!と軽やかに挨拶をされ、私は粛々と入院部屋に分娩台のベッドごと運ばれ、就寝。ソファーベッドもある部屋だったので夫も一緒に就寝。
22時に破水してから、出産は1時54分、なんだかんだで3時前に就寝と、あっという間の出産の夜でした。時間的に短かったので体力の消耗は少なかったものの、痛みが急発進したので、ダメージは一緒かな。
それでも、10ヶ月もお腹の中にいた子を、お外の世界に連れ出せたこと、夫をはじめ心待ちにしていた皆さんに会わせられたことへの喜びは大きかったです。生まれたばかりの娘は、まだ寝てばかり、起きてもほわ〜っと世界を不思議そうに見つめているだけですが、明るく楽しい世界をこれから一緒に見ていきたいと思います。
明日は入院生活を更新しまーす。
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