※ 担当医ごとに診察プロセス・内容・医療方針が違うので、パナマの医療としてではなく、atsukoかかりつけ医の個別体験としてお読みください。
私のかかりつけ医は、パナマ人だけどアメリカ国籍も持っていて、アメリカの医療協会メンバーでもあり、英語もぺらぺらのおじさん。
日本の初診は項目が決まっていて丁寧にいろいろ検査してくれるようですが、海外の初診内容は顔合わせonly!のテキトウなのもあり得るので、ぶっちゃけ初診ではなーんも期待していませんでした笑
受付には元気なパナマ人のアシスタントのおばちゃんがいて、ぺらぺら英語で案内されたので一安心。
受付を済ませると、初回訪問なので一般的な個人情報の記入を求められ、とりあえずそれを記入。問診票はありませんでした。
診察時間になり(この先生は待ち時間ほぼズレないので助かります)、パナマの大渋滞に巻き込まれて遅れた夫を放置してそのままひとりで突入。パナマは移動時の渋滞影響がほんと読めないので大変です。
何されるかなー、思っていたら、この先生、めっちゃ丁寧。今日はどんな診察の流れになるのかを一通り説明してから、診察を始めてくれました。
初診の流れは:
1. 先生による問診
2. 母体の一般的健康診断
3. 内診・触診・ベビーのチェック
4. 注意事項等の説明
5. 採血・尿検査の指示 (院外対応)
1. 先生による問診
最終月経日、周期、月経時の症状、現在の症状、過去の妊娠経験の有無、自分・家族の過去の病気
特に自分・家族の過去の病気については、英語の病名とか医療用語は全然わからなくてウゲェ思ったのですが、先生が症状をわかりやすい英語で説明してくれたのもあり & 高校時代の生物用語や旅行英語にもある病院説明程度の英語は覚えていたのでなんとかクリアー。
難病各種、生活習慣病各種、婦人系病気各種、精神系病気各種、婦人系がん検診の有無、手術歴、アレルギーまで聞かれて、純粋に日本語だったとしても結構ぐったりな質問量でした。日本でもここまで細かくは聞かないんじゃないかなぁ.... どうなんだろう?
2. 母体の一般的健康診断
診察衣に着替えて、身長、体重、血圧の測定をしました。
体重増えてなくてよかった。笑
3. 内診・触診・ベビーのチェック
ここからは診察台に乗っての診察。子宮まわりを内側からも外側からも触られてのチェック。胸の張り具合やシコリの有無までチェックされました。
そしてやっと?のベビーのチェック。お腹からの超音波なイメージだったので、下からの超音波検診にはびっくりしました照
ここで無事に正常妊娠を確認できてひと段落。
各種データ、計測項目の説明もありましたが「今はちっさ過ぎるから測れないけどねー」がほとんどだったので聞き流しました。笑
ちなみにここで夫到着。エコー画面見えてよかったね
日本はエコー写真を印刷してもらえると聞きましたが、こっちは画面は見せるから写メったり動画撮影していいよ方式でした。とりあえず記念に残せるのは嬉しかったなぁ。初診時点ではただの芋虫ちゃんだったけど笑
4. 注意事項等の説明
最後に、妊娠中の注意事項と質疑応答。
<体重管理>
海外あるあるの「いくらでも体重増やしてもいいよ!」ではなかったのが意外でした。逆に、「2人いるからって2人分食べなくていいからね。赤ちゃんには栄養必要だけど、ママは脂肪はつけなくていいからね」と釘を刺されました。ケーキ食べる時の言い訳が....笑
以下が先生推奨の体重変化:
1st Trimester (1-13 weeks) 3kg
2nd Trimester (14-27 weeks) 3kg
3rd Trimester (28-40 weeks) 4kg
total 10kg
とりあえず毎月1kg、とはいえども、妊娠後期のほうがググッと体重増えると聞いてるので、個人的にはとりあえず今と変わらず + 栄養バランスを意識した食事をがんばる、くらいでいいかなぁと思っています。
<食事管理>
食事管理は日本人なら心配ないよね!の一言で済まされそうになったので、一応パナマ的な注意事項を聞くと、
生ハム、スモークサーモン、未加熱の肉・シーフード全般、外食先の生サラダはNG。
外食先では衛生管理がされていない可能性があるのでサラダもNGだけど、家ではいっぱい食べて大丈夫!とのことでした。なるほどね〜。
<運動管理>
運動全般はOK、スイミングやウォーキングは推奨するけど、ランニングなどの骨盤への振動が激しいだろう運動はNG。この時点で、翌週末にラフティングをしようと計画していた私、先生に非常に苦い顔をされましたが、今回だけよ〜、で許してもらえました笑
<その他>
飛行機はバッチリOKでした。飛行機移動は日本ではだいぶNGにされているようですが、アメリカではハイリスク出産 or その他リスクのある状態でなければ一般的にはOK。これに沿ってか、かかりつけ医のおじさんも「全然OKだよ!なんならDoctor's letter必要なら書いてあげるから言ってね」とのこと。助かったー!
1回で質問が全部でるわけじゃないだろうし、気になることがあったらいつでもメッセ/チャット、緊急の時は電話してね、と最後に名刺をくれて、なが〜い初診はやっと終了。
5. 採血・尿検査の指示 (院外対応)
診察料の支払いを終えたら、院外対応になる採血と尿検査のメモを持って、laboratoryへ。最初は場所がわからなかったので、アシスタントのおばちゃんが連れて行ってくれました。laboratoryの人たちはスペイン語しかわからないのですが、
・ パスポート(cedula)の提示
・ 保険(seguro)の有無の確認
この2つの単語さえ分かればなんとかいけます
支払いは検査後です。
その後は、結果は自動的にかかりつけ医に送られ、1週間後に念のためにかかりつけ医にチャットで結果がどうだったかの確認をすればOK。
と、ここまでが長〜い初診でした。
どういうのが一般的かはわかりませんが、私は全然これでいいかな思います。不安なけりゃ全てよし!ママがはっぴ〜ならベビーもはっぴー!笑
続く
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