前回はイギリス人の気質についてわたしの感じたことに触れてみました。
一方、ドーバー海峡を渡って大陸に行くとまたまた国や地域で個性があります。
例えばフランス。
割とゆるーいイメージを持っている方が多いと思いますが、ビジネスの現場でも割とそういう感じですね。
がしかし、一方お金に対するシビアさでは、なかなかのもんです。
簡単にお金を使わないというか、かなりシブチンなイメージがあります。
これ、個人も法人も。つまり気質なんかしら?
様々な国の会社との見積もり競争の時に、フランスの会社って決まって低い条件を出してくるイメージがありますね。
がしかし、お金にシビアの観点ではオランダには負けてる思いますが。
オランダは昔からトレーダーの国。
ま、ちょっとでも安かったらそっちに行くみたいな。
なので、現地の人たちから聞きましたが、個人でも、何か買おうと思う時、アマゾンネザーランド、アマゾンUK、アマゾンフランス等、とにかく近隣の国のアマゾンを全部チェックして1ユーロでも安いとこから買うみたいな(笑)。
ところで、それぞれの国のアマゾンをチェックするからにはそれなりに言語は分かっていないとできないってことでしょ。
そう、オランダとかベルギー、ルクセンブルグ、いわゆるベネルクスというのはそれぞれが複数の国と国境を持っていることから、だいたい皆さん2、3ヶ国語喋りますね。
オランダ語、英語、ドイツ語とか。あるいはフランス語とか。
家系なんかをみても、おじいさんは〇〇人、おばあちゃんは〇〇からやってきたみたいな感じなので、普通にマルチリンガルになるケースが多いようです。
本当、お金に関してはシビアでして、ビジネス的にもタフな場合が多い。
あとドイツですが、多くの日本人はドイツは日本と似ていて勤勉というイメージを持っています。
確かに、似ている部分は多くあると感じます。
時間にきちんとしていること、そして何よりもドイツの特徴として、システムを作り上げるのが上手でそれに相当な力を入れるってことでしょうか。会社は、マニュアルとか業務分掌とかジョブディスクリプションとかめちゃくちゃきっちり決まってて、ボスが指示したことでも規定やルールに外れていたら、「あ、それルールと違います」とか平気で指摘されるらしい。社長でも言われるって言ってました。
なんせ、法律で出張旅費のルールが決められている国ですから。
で、勤務状況ですが、これは日本と似ていないと思う。
街では夕刻4半くらいからラッシュが始まっちゃう。
要は別に長時間労働なんてしないってことかと。
むしろ、わたしの経験ではイタリアとかギリシャの人の方が帰宅時間は遅いと思います。
なので、仕組みを作ることにはとにかく力を入れるけど、その仕組みがきっちり回っているルーティーンにおいては、労働環境的には英国とあまり変わらんのではという気がしました。
ま、あくまでこれはわたしの個人的感触なので、間違ってたらごめんね!
てなことでまた続きを書きますね。
おわり。
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