週末、病院に行く機会ができてしまいました。
日本でも海外でも、病気をしないことに越したことないのですが、海外では制度や費用など、勝手がいろいろ違うので、なおさら行きたくないものです。
でもいざという時に困らないように、知っておくに越したことはないですね〜、ってことで、ちょっくら行ってみよー、ってことで、週末に夫が足を痛めていたのをいいことに(?)パナマの病院に行ってみました。夫、アリガトウ笑
今回行って来たのはここの病院
<Centro Médico Paitilla (Paitilla Medical Center)>
Web: http://centromedicopaitilla.com/
備考:
・ 24時間対応
・ 駐車場は有料
・ 英語通じない。笑
パナマ市内にはPaitilla Medical CenterとHospital Punta Pacificaが2大病院で、Punta Pacificaのほうが英語の通訳もいたり、設備も新しいらしいんだけど、Paitillaのほうが家に近かった & 対応が優しいと聞いて、今回はPaitillaへ行ってきました。
さて、予約もなしに週末に特攻したので、突入したのは緊急外来。入口がいっぱいあるし、どこが緊急外来の窓口かもわからず、入って早々に院内をうろうろ。コの字型でもない、迷路のような院内、職員さんに聞きながらなんとか緊急外来の窓口へ。
とりあえずいろんな建物をくっつけて作ってしまったような建物のデザイン、どうにかならないものだろうか... まぁ、拡張を繰り返した病院あるあるだけどさ。
緊急外来の窓口は、admisión って書いてあるところ。とりあえず窓口へ。担当者に「英語喋れる?」と聞いたものの、答えは「No」。病院くらいは英語いけるかなー期待したのに、残念
患者本人と同伴者のパスポートを提示し、軽く症状を聞かれたものの、パナマ市民ではない&ビザがないので「500USDのデポジットを先に会計窓口で払ってきて〜」と言われました。
.......500USDデポジット、戻ってくるお金だからいいもののって、結構なお値段だなぁ
診察が500USD以下だったら払い戻されるし、500USD以上だったら追加請求されるものの、結構な金額。ちなみにクレジットカード利用OKなので手持ちに現金がなくても大丈夫です。
緊急外来だけなのか、ビザを取得すればデポジット不要になるのかは不明ですが、病院側からすれば身分不明の外国人に診察逃げされたりされないように、デポジットを要求するのはしょうがないと思います。
ちなみに2000年代の中国ではデポジットどころか診察前に全額前払いでした。お金がないなら診察しないよスタイルです。
支払いが終わったら、待合室での待機。夫の手首にはID・日付・氏名などの情報がついたストラップが付いていて、ぱっと見は実験用動物のタグと同じ状態。ちょーウケた笑
Paitillaだからなのか、緊急外来だからなのかは不明ですが、日本の待合室とは異なり、お菓子の自販機はあるし、ピザとかを持ち込んで食べている人もいて、興味深かったです。
あと、テレビ、雑誌は数冊あるものの、本棚はなく、書籍の充実さは全然で残念でした。。まぁ、いいけどさ。
ちょっと待っていたら、職員が呼びに来てくれて、まずは心拍数/血圧のチェック。症状を説明したら、ご丁寧に車椅子を用意してくれて、まわりに「V.I.P.!」なんて言うものだから、シャイな夫は恥ずかしがってしまう状態に。私はV.I.P.なんかより、診察イス、車椅子のサイズの大きさに興味津々でした。だって、横幅60cmはありそうなくらいのBIGサイズなんだもん!!!! 確かにパナマ人は横幅の広い人が多いけど、ここにまで影響があったとは。
その後はお医者さんにバトンタッチされ、緊急外来なのでお医者さんは空いてる適当な診察室に。お医者さんは英語喋れるかなー期待したけど、ここでも「英語無理」とのこと。英語が喋れるお医者さんもいるけど、喋れないお医者さんもいる。英語の喋れるお医者さんへのアポを事前予約すれば大丈夫だろうけど、緊急外来は厳しいですね (Punta Pacificaなら緊急外来でも英語対応してくれるのかな?どうだろう)
症状を聞いて、とりあえずレントゲンは撮って骨に異常がないかは確認しましょう、ってことで、また案内の職員さんへバトンタッチ。案内の職員さんはX線撮影の部屋の前まで連れてってくれて、今度はX線担当の人が登場。X線撮影が終わったら、結果が出るまで待合室での待機。
各種担当者がいるとはいえ、ほんといろんな人にたらい回しされていて、スペイン語を聞き取るのに必死な私には、担当者が変わるごとにドキドキでした
結局、骨に異常はなかったので良かったのですが、担当してくれたお医者さん、X線の結果を、緊急外来入口すぐの適当な空いたPCを使ってみるから、プライバシーゼロな状態。日本ではきっとありえないだろうオープンさ
だいじょぶねー、よし、処方箋あげるねー、と、処方箋はまさかの手書き。ここもパナマの自由さを感じました
これがこの処方箋
診察会計を済ませ、薬をもらいに薬局に行ったら、担当のおばあちゃん「この薬ってどこにあるんだっけー?」言い出すわ、「これ、15錠ってあるけど12しかないから、12でいい?」とか言い出すわ、まぁ、ここも果てしない自由なパナマを実感。ここまで続くと脱力モード笑 ただの痛み止めだし、まぁいいや、ってOKにしたけど、薬なかったらハシゴしてたのかなー。
ちなみに今回の費用は、
診察費用: 107.10 USD (診察、X線撮影)
薬費用: 錠剤痛み止め 8.9 USD、塗り薬 29.16 USD
.......医療保険なしの全額支払いなのに、意外に高くならず、だいぶ嬉しかったです アメリカとかはバカ高くて本気で病院行けないからね。。。
まぁ、そんなこんなで、初回のパナマ病院デビュー@緊急外来は無事に閉幕いたしました。まだスペイン語が難しくてドギマギしていた部分はあるし、上記のようなパナマとんちんかんもあるけど、職員の皆さんは明るく優しく丁寧だったので、全体的には満足でした。
病院にはあまりお世話になりたくないけど、流れもわかったし、これで今後のもしもの時にも病院には1人でもきちんと行けそうです
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