10日前４～6まで書いた。全部観てなかったので、今回全部観た感想を。
今年もやってきました「日本映画祭」。今回は見ようゾ、試そうゾ、
リラックスしようゾ・・・去年は一時帰国の為、観れなかったから。
故に、大評判だった「殿、利息でござる」は観れず、後で半年後に
動画映画を探して観たものです。
毎年クアラルンプール4会場、ペナン、クチン、コタキナバル・・で
上映。いつも思うけど、映画好きじゃない人でも、この時とばかりは
夫婦で観に行ってるそうな。
好き嫌い好みがあるのでコメントなんて恐れ多いけど結果として6作品、
全部観ました。
１、「湯を沸かすほどの熱い愛」
２、「アジア三面鏡、リフレクションズ」
３、「築地ワンダーランド」
以下・・・勝手な一個人感想なので、責めないで下され・・ご了承を。
２、の「アジア三面鏡リフレクションズ」には参った。フィリピンでも
最大注目を浴びた作品だったらしいけど、ペナンでの老人介護メイド
云々ありますが、金持ちに使われているマレーシア人メイド3人が何かに
つけ、ペコペコする姿は、昔も今も、いただけない。マレーシアに、今、
住んでいるせいかな？
3作品、違う監督とも・・・観ていて頭が痛くなり、疲れ、後味がもう、
・・最高に・・ダメ！だった。 それだけ。
１、の「湯を沸かすほどの熱い愛」は、ストーリーも内容も素晴らしい
と思ったが、脚本なのか？、監督の、場面に対する細かい指示が
足りないようにも感じた。宮沢りえの演技素晴らしくって、何度か涙ぐん
だが、自然なストーリーの流れのはずが、ぎこちない所が目立った。
３、「築地ワンダーランド」だが、日本語しゃべる外人作家？解説入れて
のドキュメントで、正に、「築地市場(内）」のすべてを見せてくれた。
数回ここに買い物に行ったけど、素人が見れない入れない、知らなかった
世界を完全網羅。
・・・一度は見るべき作品。・・もしもの築地市場が無くなる？前にね。
最後の場面で、、、何十年とここで過ごしてきた仕事をしてきた親父が、
市場の自分の店を、後を継ぐ家族もなく(息子はサラリーマンになった)
ここを去る時の心情は、自分達が仕事を終え、日本を去ってマレーシアに
移住した時の心情と重なり、彷彿させた。
４、「超高速！参勤交代リターンズ」・・・・・・・面白すぎ。
５、「永い言い訳」・・・・・心の揺れ動き。脚本素晴らしい。
６、「五島のトラさん」‥・実際の家族だから胸に迫ってきたね。
一般日本映画あんまり好きじゃないけど、いつも
このフェスティバル作品シリーズはいい。映画好きにはタマラナイ。
・・共通するものがあるから、「五島のトラさん」には特に感動した。
7人の子供がいて7番目の下の末っ子が22歳～「名前は、世文＝セブン」
彼が学校の先生になるまで、トラさんが亡くなるまで、こんな長い記録
ドキュメンタリー映画は珍しいはず。 監督、描き方が上手だなぁ～。
キャラクターも最高。何度も涙を流したが、あの親父トラさんには
参ったね。うどん作りの稼業から、生活の大変さやお金の価値、協力、
役割り分担、家族の情、自然的な教育、飾らないトラさん、奥さんが
またホントに素敵だ。・・”顔”がいい。・・実写だから飾らない。
自分も親父として、反省することが多すぎた。いろいろ教えられた
映画だった。
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