東京でもロンドン在住時も、専ら安ワイン道をひたすら攻めておりますが、同じ銘柄の安旨ワインを買っても、ロンドンで買ったもののほうが美味しいという経験を何度もしました。全く同じ銘柄で同じヴィンテージです・
不思議な話なのですが、理由はおよそ察しがついております。
いわゆる「傷んだワイン」、特に熱によるダメージワインに出くわす可能性が低いことは経験上、ほぼ間違いないと思われます。
あと、ワインは輸送に弱い。パリからロンドンまではおおよそ東京、大阪なので、ほとんど痛むというレベルではないのです。
そんで、東京では、たまになけなしの小遣いをはたいて、熱で傷んでいたという涙の経験が少なくありません。
暑い状態で保管されて死んでいたという事態です。
必死で検索して、買って、クール便指定して、届いて、あけて、飲んでこれだった日には、もう気絶です。
イタリアやフランスは最近は真夏は35度行ったりしますが、ロンドンは最高でも30度。フランス国内での管理さえまともであればおおよそ熱でいくといことはないのです。
で、輸送や熱によるダメージで最初に行かれるのは「酸」のフレッシュ感だと私は思います。
そのあとはもう根本的ダメージ。
赤ワインなどはもう醤油のようなひね香が入ります。
でもその手前であったとしても味は一気に変わってしまっています。
なので、よく現地に行った時に安いワインでも美味しかったと人々がいうのは決して雰囲気だけではないのです。
それにはそれなりの理由がある。
だってまずいものはどこで食べてもまずいもんね。
さ、ワイン飲みにロンドンへ!
おわり。
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