当校には色々なバックグラウンドの生徒がいます。帰国子女、外国人、元留学生、芸能事務所所属、元不登校、etc…。共通していれるのは、決まったことをやらされるのが嫌いで、科目ごとで自分で学びたいことを学べるというところに少なくともある程度は共感していただいているところぐらいでしょうか。頭の回転も人それぞれですし、将来の夢、性格などどれをとっても、個性的な生徒ばかりです。個人的には生徒たちを見ていて面白いと思いますし、リスペクトもしています。
もちろん当校の中には、正直学習の進みも早くなく、あまりうまく話せない生徒もいます。クリエイティブな才能は何となく感じるも、まだ開花していない状態のように思えます。もし、そんな彼が普通の高校にいっていたらスクールカーストの下に追いやられ、下手したらいじめにまた合うかもしれません。
胸を張っていえることですが、うちにはスクールカーストとかいじめがないようです。さきほどの彼が何かしらの学校行事に参加したら、少なくとも何人かの生徒は彼に話かけて、一緒に笑っています。誰も彼のことをバカにしません。彼と自分を比べたりしません。少なくとも優しい性格を持っている彼を皆リスペクトしているように思えます。
誰かと競争することによって進歩していくという話は良く聞く話ですが、一番の人を育てるかもしれませんが、全員を育てるというわけではないと強く感じます。競争で勝ちたいからではなく、自分が伸ばしたいところを伸ばしたいから学習するのだと思います。
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