サンパウロからブリュッセルの転居にあたり、一番神経を使ったのが犬のこと。
幸い、無事にブリュッセルに到着し、元気に過ごしていますが、ここまでの道のりはなかなか大変でした。
というのも犬を飼うと決めた段階では、異動のイの字もなかったので、ペット連れで日本に帰国する場合は1年弱手続きの時間をとる必要がある、という噂を小耳にはさんでいただけ。そこで、あと1年はいるはず、という主人の口約束のだけを信じて犬を購入したという経緯があったのです。
そんなわけで急遽異動が決まってからは、子どもの学校より犬の手続きに右往左往する日々でした。今日は簡単なスケジュールをご紹介します。
ブラジルから日本への入国と、ベルギーへの入国では日本の方が厳しいです。ここでは、ベルギー入国のスケジュールを記しますが、わかる範囲で日本への条件も明記します!
1)マイクロチップ挿入以降に狂犬病の予防接種を打つ
※ちなみに仔犬の場合、ブラジルでは3または4カ月以降でないと狂犬病は打てません。
2)狂犬病予防接種以降、1か月後以降に血液採取
※日本への入国の場合、狂犬病の予防接種が2回必要。1回目と2回目は1か月の間をあける。ベルギーは一回でOK
→血液を血清検査に提出。日本などで認められるのはアメリカの研究所による血清検査のため、結果が出るのに1か月強ほどかかる。
3)血清検査でOKが出れば、血液採取日以降90日間の待期期間を経て出国が可能。
※日本の場合は、血液再守備以降180日間の待期期間が必要。
4)フライト2カ月前ごろ。必要書類を業者に送付
・マイクロチップの証明書(我が家のワンコは購入したペットショップでチップを入れたので、そこに連絡をして証明書を書いてもらいました)
・予防接種の記録
※こうした重要書類は、業者がバイク便を手配して取りに来てくれました。フライト当日までオリジナルは業者に預けます。
その他、飛行機が決まったら、ペットの分の予約確認書も要準備です。その際、ケージの大きさなども伝えます。
5)フライトの10日前ごろに獣医による健康診断。
6)フライトの5日前ごろに必要書類をブラジル農水省に提出。出発までに承認を得る。
7)フライト3日前に、虫下しの薬を飲ませる。
8)当日、承認を得た書類を受け取り出国。
我が家は、ほとんどのプロセスをUniversal Pet Brazilに委託してお願いしました。獣医さんによる血液採取も直前の健康診断も、自宅まで来てくれて助かりました。(出張料は払いますが)
フライトまで数か月もある中で、申し込み金千数百を一括で払うのは不安で、途中リアクションの悪い時などもありましたが、それ以外は書類の準備などもバッチリやってくれて、当日もスムーズに出発できました。
引越は、他にもやることがたくさんなので、手続き周りをお願いできたのは私にはありがたかったです。英語が通じるスタッフもいるので、やりとりのEmailはすべて英語で大丈夫でした!
というわけで、我が家はベルギーだったからこそ、一緒に飛行機に乗ってこれましたが日本への帰国だったら、ワンコだけブラジルに残し、待期期間が終わるのを待ってからの引き取りという、とんでもない状況になるところでした。。。
何はともあれ、手続きが間に合い一安心です。
これからペット連れでの海外転居がある皆様、どうぞご準備を怠りなく!!!頑張ってくださいね。
出発までのこまごまとした準備(小型犬の場合、キャビンor貨物? オススメ飛行機会社は? ケージ訓練は?フライト時のえさは? クレートの種類は?など)は、また改めてご紹介したいと思います。
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