パナマに来てからずーっと気になっているバスがあります。
それが、これ
すっごい好き勝手にデコられている、バス
行き先は表示されていない/デコで何が何だかわからないので、乗り口から係員が、大声で行き先を叫んで案内してくれる、自由形式
係員が常に立っていて邪魔だからか、バスのドアは、たいてい外されていて「ドアがない状態」
車種によっては後ろに長い排気パイプがあって、真っ黒い排気をガンガン出していて、運転してても歩いていても、とりあえず不安にさせられます
これマジで怖いよやばいよ、と思いますが、普通にバス停に止まるし、乗客も乗っている、きちんと稼働している、れっきとした公共のバスです。
Diablo Rojo, Red Devilと呼ばれています。
それもそれも、調べてみたら、
これはパナマに昔からあるバスだそうです
アメリカ、特にフロリダ州で使われなくなったスクールバスを持ち込んで再利用しているケースが多いそうで、確かに車の型がアメリカのスクールバスに似ています。
日本でも、中古車や廃車となる車を輸出して、現地で第二の人生を歩んでいる車はあると聞いていましたが、まさか、アメリカのスクールバスもこんな第二の人生があったとは。
つまらない黄色いバスだったのに、こんな派手デコされるなんて、バス自身もびっくりでしょうね。
それか、国内ではいい子にしていたけど、海外でハッチャケちゃったパターン?笑
しかし、このデコバスも最近は減ってきているそうです。正式にmetrobusという公共バスが整備し始められているから。
metrobusは行き先の電光掲示板もある、しっかりとした普通のバスです。
整備をするにあたって、デコバスの運転手がmetrobusへの転職も積極的にしているものの、デコバスの運転手は運転が荒いので、運転記録から転職できない人も多いそうです。
それでも、metrobusよりも安い運賃から、こちらを好んでのる乗客もまだまだ多いし、もはやパナマの文化にもなりつつある名物バスが消えてしまうのは寂しい言われています。
ま、時代の変化だからしゃーないですね。
変化あっての社会/経済成長ですから
本当に見た目が強烈すぎて、こっちのバスを私が乗ることはないと思いますが、アメリカのスクールバスがこんな楽しい第二の人生を歩んでいるのを見れて、楽しい限りです
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