先日、13歳の娘がサンパウロからアメリカに初の一人旅に出発。
信頼できる友人たちが責任を持って預かってくれるということで、あちらに到着してくれれば安心なのですが、ちゃんと飛行機に乗っていけるかが不安でしたが、約10日間、無事に楽しく過ごして帰ってきました。
今回、初めての一人旅ということで、どんな手続きが必要かなど、わからないことばかりでしたが友人や領事館、旅行社の方にもいろいろ教えていただいたことをまとめておこうと思います。
<必要書類について>
やはり総領事館におたずねするのが一番。サンパウロ総領事館でも、丁寧に教えていただきました。
〇必要書類は2点
1)ブラジル側で必要な書類 (両親のサインを、公証役場で承認してもらったものを2~3部)
2)アメリカ側で必要な書類 (両親のサインが必要。こちらも2~3部)
※どちらも、ハーグ条約(国境を越えた子どもの連れ去りを防止するためのもの。批准国では、両親が一緒にいない未成年者は、両親が出国や入国を認めていることを示す書類が必要とされる場合がある)のからみで必要の書類です。
日本も批准していると思いますが、まだ海外渡航時などに書類が必要といったことは起こっていないようですね。。。また、ブラジルに住む日本人も、ブラジル人ではないから必要ない、という情報もあります。
ただ、上記のようにサンパウロ総領事館では2つの書類が必要という立場でしたので、今回準備しました。
まず1)の書類。フォーマットは特に決まっていないのですが、こんな感じ。
親のサインと、サインが登録してある公証役場で、認証をもらうことがポイントです。
ちなみに、公証役場(Cartorio)でこうした認証をもらうのは、学校で海外へのトリップに行くときなどにも必要なのでサインを登録しておくことが大切です。
また、基本的には両親のサインが求められるので、出張がちのご主人の場合は必要になりそうなときに、早めの準備も大切です。
こちらが認証シール。
そして2)の書類。アメリカ側で必要なものです。
旅行社などでも手配してくれると思いますが、JALのホームページでからも入手可。
こちらも、両親のサインが必要です。
というわけで、書類の準備はOK!
<未成年一人旅アテンドサービス>
今回は、UNITEDを利用。事前に申し込んでおきます。往復で300ドル。
〇サンパウロからの見送り
サンパウロGRU空港で、チェックイン時に書類にサインをし、パスポートなどの重要書類を袋にあずけ、セキュリティに入るところから航空会社の担当者がすべてアテンドしてくれます。サインした用紙は、到着先で迎えに来てくれる方がサインする欄もあります。こちらの情報も事前に登録しておきます。
見送りの際、サンパウロではセキュリティから保護者は入れませんが、飛行機がとびたつまで、空港内にとどまるように言われます。万が一、フライトがキャンセルになった場合などのためですね。。。今回は、無事にほぼオンタイムで離陸してくれたのでよかったのですが、万が一何時間も遅れたり、キャンセルになったら大変です。
無事に離陸を見届けたところで、私は帰宅。
翌朝、娘からアメリカに無事到着との連絡がありました。
〇アメリカ到着時
娘曰く、アメリカ側でもゲートから出たらすぐに担当者がついて、空港内をカートで移動。さらには、いつもは長々またされる入国審査も優先ラインに入ることができ、とてもスムーズだったそう。荷物を受け取ったあと、迎えに来ていた友人がサインをして無事に受け渡し完了。(アメリカ入国にはESTAが必要です。期限切れになっていないかなどの確認をお忘れなく)
〇アメリカ出発時
友人が空港まで娘を送り、チェックインの際にサイン。そして、アメリカ側では、送りに来た責任者が、離陸まで出発ゲートまで一緒に入って待っているというスタイルだったそう。
おかげで、実は娘のシートがダブルブッキングで座席が変更になるというトラブルがあったのですが、友人が状況をゲートの担当者に聞くなど、サポートをしてくれました。
〇サンパウロ到着時
ブラジル側はゲートまでは入れないので、お迎え側は到着ロビーで待機。娘はUNITEDの担当者にアテンドされて、入国も優先ラインでスムーズにできたよう。しかし、なんとロストバゲージになり、その手続きで長々待たされるというアクシデントに見舞われました。ようやく到着ロビーで娘を受け取り、サインをし無事に一人旅終了。。。
スーツケースは翌日無事に自宅に配達されてきましたが、せっかくスムーズだった一人旅に水を差す出来事となってしまいました。
とはいえ、無事に楽しい旅行を終えでよかったです!
しかし娘曰く、せっかく準備していた2種類の書類。全然使わなかった!とのこと。。。「えー、そうなの???」と拍子抜けでしたが、空港で書類がなくて急遽フライトを変更したという話を聞いたこともありますし、領事館の指示を守って、念には念を入れて準備しておくことはやはり大切かなあと思います。
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