※ 本日、賛否ある内容ですが、完全な私見ですので、ご留意ください。
ここ数日、金子恵美総務政務官が公用車を子供の保育園に送ることがあちこちでニュースとされ、結局は金子恵美総務政務官がもう公用車に子どもを載せない意向になりました。
もうね、いろいろ、は???って思います。
確かに公用車を私用に使ってしまったことは、いけないかもしれない。でもさ、送迎だけが目的ではなく、あくまでも通勤途中の利用であって、総務省も別にいいよ言ってるのに、
国民を不快な思いをさせてしまったから、私も国民と同じように1kmベビーカーで保育園の送り迎えします、って、おかしくない?
まずは「不快な思い」
世の中何しても、どこかの誰かはケチつけるし、不快になる。みんながハッピーなんて、ない。現実世界ではあり得ない。
それでも自分が正だと思っていることを推し進めるのが仕事であって、政治であって、万人の意見を全部受け止めてたら、なんもできない。
各所確認してOKされていることだし、働く女性として必要なことであるからという理由でも、負けずに送り迎えに使い続けてほしかった。
次に「他の国民と同じように」
国民の気持ちに寄り添うのも大切だけどさ、保育園の送り迎えって、一般国民からしても無駄なタイムロス。仕事と育児の両立をするには、いかにタイムロスを減らすかが大切で、議員こそ、政務官こそ、もっと仕事ができる環境が必要だと思う。より良い国を作る仕事に勤しんで欲しい。
1kmをベビーカーで行くなら12min x 2往復/日 x 5日/週 x 20日/月 x 12ヶ月 = 480時間/年間も使っちゃうやん。480時間あれば、めっちゃお仕事できるじゃん。絶対仕事してくれた方が効果いいって。
一般国民と何が違うのか、何を「一般国民」とするのか。ベビーシッターや使用人に任せっきりにせず、自ら子育てをしながらも働いている時点で、評価されるべき一般国民の価値観を持っていると思います。
最後に、彼女の擁護がなかったこと。
ニュースとして取り上げられてしまった後、自民党も、政府も、彼女を助けなかった。私は、ここが一番悲しかった。
一億総活躍社会を掲げながら、女性を助けず、女性の仕事の時間奪ったことを黙認しましたよね。怒
確かに、総務省ルールでは良くても、公用車の業務利用範囲を超えてる部分は、国民からブーイングされてしまうのはわかる。
でも、今回のケースは国として「これは問題に当たりません」言えたことだし、もっと前向きに「通勤の一環としての利用であったので問題にはなりません。女性の社会進出をサポートする意味でも必要な手配である認識です。彼女には国民のため、働く女性にとってより良い社会を作るために、公務に勤しんでもらっています」とか言って欲しかった。
こんな政府で、どうやって女性の社会進出が進むんでしょうか。最近他のことで忙しいのはわかるけど、これ、とっても大事な問題。見過ごさないでください。
子育てをしながら働くことの大変さを体験している議員が増えることで、より適切な政策が作られ、子育てをしながら働きやすい社会になるものだし、模範としてそういう環境を作って欲しかった。身内すら応援せずに、何が一億総活躍社会ですか。
働く女性が増えた今、いろんな摩擦やトラブルが起きるのはしょうがないです。当然のことです。でも、必要なこと・真っ当なことは、推し進める必要があります。戦い続ける必要があります。
日本の公用車事例がなかったので、少し違う事例になりますが、オーストラリアでは育児環境の規制緩和のために生後2ヶ月の娘を議会に連れてきていたり(授乳までしちょる)、アイスランドでは職場に赤ちゃんを連れてくるのは当たり前なのでそれを議会にもそれを広めようとしていたり、その他にもスペイン・カナダ・アルゼンチン・チリでも子ども連れの議会参加が物議を醸しています。世界でも女性議員たちが、戦っています。
確かに子どもが泣き出して騒いだら業務妨害としてNGだと思うけど一時退出すればいい話だし、授乳時もケープとかでカバーすれば見苦しくないです。
日本でここまでやるかはまた別の話になりますが、働く女性はもちろん、女性も男性も育児のしやすい社会に、子どもを育てやすい、子どもが愛情いっぱいに育ちやすい社会になるように、金子恵美総務政務官も政府も応援しています。
最後にほっこり画像。
ヨーロッパ議会のことです。リチア・ロンズーリさんの娘のヴィットリアちゃんは彼女は生まれて数カ月の頃から、ヨーロッパ議会に通っています。
挙手もするんだよ。かわいい。笑
(ref: The Huffington Post)
これくらい温かい職場環境が、日本でも当たり前になりますように。 & パナマではちびっこ同伴ってOKなのかな。。
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