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ロンドンからの出張 ポーランドの思い出

Jakeです!

しかし、Jonaleeさんのレポート面白いっすね。

知らない人にまでお年玉を配るなんてありえないように思うのですが、、、でもあり得る。所変われば常識変わるんですよね、やっぱり。

ロンドンの知人とメールをやり取りしていたら、「そろそろ旧正月だよね」なんて言ってたので、だんだんと増加している中華圏人口の影響が欧州でも存在感を増しているのかもなーと思いました。

しかし、正月はルナカレンダーだとして、他にも重要なイベントは旧暦でやるのかしら、、と思っちゃいましたね。

さて、今回は欧州の思い出としてポーランド出張のお話。唐突かもしれませんが、昨日ちょっと思い出しちゃったので。

もう2年近く前にまりますね。

まさにロンドンに赴任して間もない頃にワルシャワのパートナーさんを訪問。

これがもう本当にすごい刺激でホテルに帰った後も寝付けないくらい、神経がonになりっぱなしだったことを今でもクリアーに覚えています。

まず、その当時、ロシアがウクライナ(ユークラインが英語かしら)に干渉して、東側を分断しちゃったという社会的な状況の後だったのですが、ポーランドというのはなんとウクライナの隣国なんですね。それすら知らなかった(汗)

それで、やっぱり戦火を避けてポーランドに難民として入って来る人たちが多く、ダイレクトに生活に影響しつつあるとおっしゃってました。

日本人にとっては単にテレビのニュースなのですが、現地の人にとってはロシアの影響や内戦というのは本当に切実なイシューです。

日本て本当に平和すぎて、「攻める、攻められる」という感覚が国民にはなくって、いつも平和が当然だと思ってますよね。でも世界では常に内戦や戦争がどこかで起こっている。この感覚が全く違う。つまりリスクに対する感覚です。

平和憲法さえあれば、未来も平和だと、、、、、

(ちょと違う話になっちゃうので、元に戻そう。)

あの辺りにはチェコ、ハンガリー、ウクライナ、ラトビア、エストニア、、、といわゆる東欧州の国々があるのですが、言語的にグループとなる国があるそうで、いくつかのグループに分かれ、それぞれ文化的にも親近感があったり、あるいは敵対感のようなものがあったりということで。。

そういう状況ですから、人々の多くはマルチリンガルなわけですね。複数言語を理解する、話す。

で、ちょっとしっかりとしたビジネスパーソンは英語は当然。うまいとか下手とか関係ない。みんな生活のために、一生懸命話すのです。通訳なんて使いませんよ。自分で頑張ります。

だって、先ほどお伝えしたように、欧州という複雑に国と国が接している地域では、いつどこで何が起こるかわからないんですね。紛争、内戦、、、、。

そうすると、自分とその家族の将来を考えるとき、リスクヘッジのためには、何かあったら違う国で生きていくということが当然にあり得るわけで、そのベースとなるのが言語であり、教育であり、仕事なわけです。

だから、英語を勉強するとか、お金を少しでもためて子供を違う国の大学に入れるとか、仕事で複数国展開している企業に入るとかはようはある意味「自衛手段」とも考えられるわけですね。

そういうとこまで考えて、人生の戦略を立てるというか、本当にこれって日本で暮らしていたら全く現実味を持って理解できないことです。

でも、実際に人々はそういう状況下で生活をしている。

ロンドンに赴任したての私は、ワルシャワでのミーティングやディナーを通してこんな話を次々と伺って、欧州の洗礼を受けたというか、この地域の複雑さ、難しさ、人々の逞しさのようなものを知り、それがとてつもない刺激となりました。

一緒にディナーさせていただいた現地の方々の中には日本人の方もおられて、その地で根を張って頑張っておられるというお話もすごい刺激で、「俺も頑張らなくっちゃ!」と思いましたね。

ディナーの中では歴史的な話にもなり、なんと恥ずかしいことに、あのアウシュビッツがポーランドにあることも私は知りませんでした。その場所が自国内にあるということ。その歴史を負っているという事実。

そして、Jakeが社会人になった1986年の頃には、まだ東西の壁によって完全にコミュニズム社会となっていて、とても貧しく、いかのように人々は配給でしか食べ物がえられなかったとのことでした。

たった30年前ですよ。

写真のようにすごく並んで、並んでそれでも何も手に入らないこともあったということでした。

IMG_0255.jpg

それを私の同世代の人たちが経験しているわけです。本当に多くの大人たちがそれを克明に覚えているという事実。

これが配給のチケット。

IMG_0254.jpg

こんな状況が1980年代の終わりまで続いていたんですね。

で、壁が壊れて1990年代以降、ポーランドは大きく前進を始め、この10年で大きな繁栄を手に入れつつある。

国の運命も人々の運命も大きく変わった、そんな30年間だったのだろうと思います。

ロンドンでも、今やポーリッシュの食品店などはどこの街角にもあるし、そしてなぜかわかんないけど、大工さんとか職人さん系はポーランドの方が多かったような記憶があります。

そのときに招いていただいたディナー。これが今のワルシャワのポッシュなレストランです。

IMG_0253.jpg

最初にサーブされたのがタルタルステーキ。もう抜群に美味しかったです。

ドイツでも人々はとにかくお肉好きですが、ポーランドのタルタルは本当に素晴らしかったです。

で、Jakeがメインにいただいたのがラビット!!

IMG_0256.jpg

これも最高に美味しかったですね。

てなことで今日は欧州出張の思い出について。

やっぱりね、旅行じゃなくって勉強や仕事で現地に住むというのは、文化や生活を理解するという意味で、本当に素晴らしいことだと思います。あんな刺激はないですね。

だってロンドンに住まなかったらポーランドのこともわかんなかったんだから。

「国際感覚」とか「グローバル」とか普通に言葉として使われるけど、これって実際に住んでみて、日本とは全く異なる「常識」を目の当たりにしないとわからない言葉なのではないかしら。

ネット見てたら、ニュース見てたら、本読んだらわかるってもんじゃないと思いますね。

若者よ、世界に出ましょう!

あーヨーロッパ行きたいな!!!

おわり。

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