まずは、以下のBBCニュースをご覧ください。
日本で働くこととなったイギリス人のストーリーですが、やたらめったら残業に明け暮れて、それが日本人の普通のワークスタイルであり、それが良い結果には繋がってないよねということに対する指摘です。
もし多く稼ぎたいのなら、より効率的に働け!
Jakeが前からレポートしている通り、イギリスでは一般的に人々は定時(17時ー17:30くらい)には仕事を終えて帰ります。家路につく人、ソーシャライズでパブに行く人、様々ですが少なくとも上司が帰るまでは帰れないということはほぼありません。
だって、残業をしてもらうとしたら、事前に合意形成が必要だし、その対価についてもきちんと話をするというのが前提だったりします。
それでも、イギリス国民一人当たりのGDPは日本よりも高いのです。
これは日本では知られていない事実です。
Jakeの感覚でも、イギリスでのワークライフバランスは日本と比べると圧倒的に良いです。
若い人たちは、仕事を終えてから資格を取るために、学校に通うケースもよく見られます。
そして、そもそもこの記事でも指摘されていますが、長時間働いたからといって成果が高いとは言えないというのは私の感覚でも間違いないと思います。
その証拠として、これだけ労働時間の長い、残業することが常識となってしまっている日本の一人当たりGDPが定時で仕事を終えるケースが多いイギリスやドイツよりも低いということに目を向けなければならないのではと。
Jakeが思うに、特に若い頃は、「あの時期は本当にもう明けてもくれても仕事しかしてなかった、本当に苦しかったけど、あの時期があるからこそ、今の自分がある。」なんていう経験をすることは、実はとても大切だったりすると信じています。
しかし、それは、極めて能動的かつ主体的な行為であって、間違っても「上司がいる間は帰れない雰囲気」という後ろ向きな残業とは本質的に違うと思うのです。
上司がいる間は仕事も大してないのに、ネットサーフしながら、早く上司が帰ることを祈る、、、、本当に残念以外のなにものでもありません。
そもそも日本の商品やサービスの質の高さや素晴らしさは、教育レベルの高さと勤勉さが大きな要因であると私も感じます。
ただ、絶対に間違ってはならないのは、長時間労働は勤勉とはなんの関係もないということ。
勤勉というのは、「成果を生むために、手を抜かず、しっかりと目的意識と主体性を持って、仕事に打ち込む」ということなのではないでしょうか。
年がら年中、一定の目的意識や主体性なく、ただただ組織の雰囲気として残業が当たり前になっていることがあちこちで起こっているとしたら、これほど情けないことはないと感じます。
あるいは、部下がオーバーワークで効率も落ちているし、気力体力が明らかに低下してるのに、それを当たり前と捉える状況があるとしたら、、、、、マネジメント不在としか言いようがありません。
そもそも仕事というのは、成果をあげることが目的、自分を成長させることが目的なはずです。
そのどちらにも該当しないのに、だらだらとオフィスにいなければならない、、、、ナンセンスですよね。
とっとと帰って、英語の勉強でもした方が、100倍良いです。
こういう記事がBBCのトップにくるということを日本人はどうみるのでしょうか。
おわり。
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