7月1日(金)晴れ時々曇り
4日締め切りのエッセイの 1st ドラフトが完成しました。
明日プリントアプトして、チェックしよう
今日は、修論の計画書に対して、コーディネーターより
OKがでました
It looks a satisfactory basis for your CSP. Well done.
来週の初めには、supervisor が割り振られ
より詳細に詰めていきます。
私の修論のテーマは
The pharmaceutical industry’s contribution to improving
access to AIDS treatment in developing countries:
the achievements, challenges and issues
です。
きっかけは、AIDS 治療薬の世界的戦略って
どうなってるんだろう?
ということから、
だって、患者さんの6割はサハラ砂漠以南のアフリカにいるんですよ。
先進国で、それなりの高値で薬が売られてますが
色々なところからの圧力により、
製薬企業は、発展途上国にも、薬を割引した価格で提供したり、
寄付したりしています。
それでもその価格に納得しない国が、
強制実施権を発動し、国内で同じ薬を作っちゃったり(ブラジル、タイ)
TRIPS協定に加盟してないことをいいことに
コピー薬を作って販売したり
(インド←でも最近改正され遵守しなくてはならなくなったよう)
で、結局しわ寄せはどこに来るかというと、
先進国の患者さんに来るわけで、
アメリカでは、治療薬の価格が5倍に跳ね上がっちゃったりしたそうです。
Charatan, F. “Drug company raises US price of AIDS drug five-fold.”
BMJ 328, (2004), 974.
そして大きな悲劇は南アフリカ、
ここでは特許に絡むいざこざで、政治リーダーが
AIDS dissidents(AIDS の原因は HIV ではないとする主張)
の立場で政策を決め、AIDS 治療薬の導入が遅れ
助かるはずだった人々が助からないという悲劇が起きました。
詳しくはこちら↓エイズを弄ぶ人々
疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇
(2011/01/29)
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そして、治療薬開発の投資に対するリターンが少ないとなると、
製薬企業は、
”AIDS 治療薬、利益になんないじゃん、研究・開発縮小すんべ”
となりかねません。
AIDS 治療薬のような、ウイルス相手の薬は、
その薬に耐性を持つウイルスが出現するのが宿命です。
新しい薬がでなければ、薬の効かないウイルスが世界に蔓延する、
ということになりかねないのです。
でも、実際製薬企業って、研究開発費より
マーケティングに使ってるお金のほうが多いわけで・・・、
というようなごちゃごちゃした事実をまとめながら、
製薬企業の AIDS 治療薬戦略はどこに向かってるのかな?
発展途上国にも、製薬企業にも、先進国の患者さんにも
利益になるような戦略ってあるのかな?
というのを考えたいわけです。
製薬企業の AIDS 治療薬戦略グローバルリーダーの方
こっそり戦略教えてください(←と日本語でお願いしてもダメか)
もしよければポチっとな
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