おはようございます。
津梁貿易の金城です。
今日は土曜日なので、業務が少し楽です。
さて、本日は「暗渡陳倉」の応用編です。
暗渡陳倉についての説明は前回してありますので、こちらをご覧ください。
敵戦計:暗渡陳倉
また、中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
それでは、当社がアフリカマーケットで実際に行っていることを1つご紹介します。
①取引先との力関係
様々な仕入れ元との交渉をする際、気をつけていることがあります。
もちろん、仕入れ元とは価格や数量などをすべて話しあいます。
その際に、予算の数分の1だけをその仕入れ先に突っ込みます。
そして、同じような商品を扱っている仕入れ先を開拓します。
そうすることで、リスクヘッジをするとともに、仕入れ元には資金力のない会社だと思わせることができるのです。
その後、何度か取引を済ませると、その仕入れ元がうちの会社に合っているかどうかを何となく知ることができます。
そうなった後で、仕入れ元を絞り、数社に限定して資金を集中させます。
そうなると、仕入れ元の会社にとって、うちの会社が一気に最大の取引先になることができるのです。
最大の取引先になると、そこに交渉は存在しません。
価格交渉などは全て相手方のお願いであり、うちとしては首を縦に振るか横に振るかの選択だけです。
しかも、その仕入れ元がうちの会社との取引をやめたとしてもまだまだ仕入れ元はあるので構いません。
逆に、うちがその仕入れ元との関係を終わらせると、その仕入れ元が倒産することもあります。
うちの会社はただ取引をするだけで、その仕入れ元を傘下に収めたような形になるのです。
最初から大口の取引を始めると、相手は警戒して対応するのですが、最初は小口で行くと油断してくれます。
うちの会社からすると、仕入れ先に臨むことは安定した仕入れ元になってもらうことと、価格交渉での立場をうちが優位になるようにすることです。
まさか、最初の取引の時に資金力のなさそうな会社がそんな考えで交渉してきたとは夢にも思わないでしょう。
この作戦はこの他にも色々なやり方がありますので、一度想像してみてください。
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