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ロンドンワイン事情 日常編

日本でも随分ワインは日常生活に浸透してきたような気がしますよね。

その昔、若かりし頃、ワインをちょっと勉強というか情報収集しだした頃は、とにかくボルドーなどのわりと名の知れたシャトーやブルゴーニュの有名な畑物なんかをわからないなりに物色する感じでした。

でも正直安くない代物ですから、なかなか本に載っているようなものは気軽に買えない、、、そんな時代でした。

(今のほうが高いんですけどね、、、)

で、あるとき、新宿のお酒のディスカウントショップで本で読んだワインを探していると、デイパックをせおった50代のおじさんが、1000円くらいのワインを山盛り買っていく姿を目の当たりにし、逆にとてもカッコいいなーと思ったことを覚えています。

なぜかって?

だって、もう完全にワインが日常化しているって感じがしたんですね。

で、時はながれて昨今は、日本でもわりあいに安くて良いワインもちらほら見つかるようにはなりましたが、やっぱり1000円で美味しいワインを探すのは、至難の業。

さて、ロンドンでは、一体庶民の皆さんはどの程度の価格のワインを日ごろ飲んでいるのでしょうか、、、、、

ちなみに、以下がわたしがずーーとひいきにしているワイン。白はチリ、赤は南アフリカです。

wine.jpg


フルプライスだと両方とも11ポンドくらいなのですが、オファーのときにまとめ買いします。

で、わたし以外のLondoner の日常プライスはどの程度か、、、、

ひとつ、とても確かな情報として、テレビのクッキングショーがあります。

土曜日朝10時になると必ずBBC1でSatuerday Kictchenを見ちゃうわけですが、随所でそのゲストが作る料理にあうワインが紹介されます。

そのほとんどは、Saintsbury, Tesco, M&S, Waitrose等のスーパーで買えるもので、だいたい7ポンド前後です。

そして、わたしが毎週利用しているネットスーパーOcadoさんを検索しますと、、、

w2.jpg


ごらんの通り、これが中心価格帯です。

Ocadoは比較的良い商品が多いので、スーパーの中では比較的値段は安くないと思いますが、それでも1000円出せば、もう山のようなセレクションからワインを選ぶことができます。

そして、正直、7、8ポンドのワインが十分においしいのです。

先日も、ローヌのクローズエルミタージュをワイン屋さんまで行って25ポンドくらいで買って、家に帰って、Ocadoで時折買う、南フランスのマイナーリージョン産のシラーと飲み比べてみたのですが、ほぼ完全に11ポンドのシラーの勝ち。

そのときかったクローズエルミタージュも日本では3000円以上するものですから、ロンドンでは1000円出せば、日本でかう2000-3000円と勝負できるワインが見つかる可能性は結構あるという感覚です。

やっぱり、ワインの生産地である欧州でのワインライフは本当に快適。

劣化したワインに遭遇する確率は日本よりはるかに低いし、実に素晴らしいです。

がしかし、高級ワイン、つまり、ボルドーとかブルゴーニュのトップクラスは正直、あんまり安くありません。日本でかう2割くらい安い感じでしょうか。あんまりお得感なし。

ということで、ロンドンにいらしたら、まずはスーパー突撃して、10ポンドのワインを買われたし。

良い経験jになると思いますよ。

おわり。

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