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秋、ちょっとアンニュイな話~海外駐在妻の孤独

私も経験ありな海外駐在妻体験。私のはキャリアかっ?ってくらい長い18年間の海外赴任でしたが、今でも思い出すのは、初赴任の事。本当に大変だったなぁ~としみじみ思い返します。

こちらカレッジステーションにも、旦那様のお仕事の関係で赴任されてる方が何人かいらっしゃるようです。大きなお子さん帯同だと、学校や進学の事でお悩みでしょうし、小さなお子さんだとお子さんの言語の事だったり、お母様の孤独感だったり。。。

そう、この孤独感は海外駐在妻にありがちで、私も海外赴任によるシングルマザー状態で、一人で頑張った時期もありました。まあ、私の場合、年子でしたので、子供の世話をして1日が終わるという、ディープに考える暇すらない状態で、常に子供の健康と自分の健康に気づかい、その時期を過ごしてきたという感じでした。

健康。。。何も身体だけじゃないんですよね。精神の健康も子育てしてるお母様には大変重要な事。この部分にもフォーカスを置かないと、全てが上手く行かなくなる。

海外赴任してる家族のお父さんが暇な事は無く常に忙しいので、ほとんどの場合子供の世話は妻の役目です。これは私の居た国務省でも同じ事で、とある領事夫人のお言葉が、面白いほど響きました。「子供の教育について言えば、お父さんは当てになりません。忙しいから勉強を見る暇なんかないから~!」

はい、子供の勉強まで自分が見なければならないんです。しかも英語やし。。。

と言う事で、鬱っぽく、アンニュイな気持ちになる題材が多いのが、海外駐在妻の暮らし。責任と言う名のストレスがドーンと肩に圧し掛かるんですね。意外にもそんなもんなんです。

海外のブロガーさんの記事の裏っ側には、実はこんな苦労が隠されてるんです。ポジティブで華やかさが売りの海外生活。挫けそうになる時も多々あるのです。はい。

現実問題に戻って考えるに、この孤独感をどうやってマネージするかが、健やかな海外駐在妻の第一歩だったと思います。私の場合、何回も言いますが、マジ忙し~!って感じでしたので、孤独感より疲労との戦いでした。いっぱいいっぱいで、どうすることもできませんでした。

こんな状態で穏やかに育児なんてできるわけないんです。挫折しては、そんなものなんだ!と言い聞かせ諦め、自分を励まし何とか切り抜けました。

海外にいると、現地語の問題が常に付きまといますよね。私の場合は英語でした。英語が話せないわけではないのですが、プロパーな英語教育を大学で受けてませんから、テキトーなイングリッシュな訳です。

となると、込み入った話もできず、自分と気の合いそうな人ともコミュニケーションで繋がれず。そうなってくると外にリレーションシップを求める事すら面倒になり、いつものルーティーンと子供たちの世話が中心で、それこそ給料なしのメイドのような生活になりました。

ハッと気が付けば、毎日Tシャツにスエットパンツ。お化粧なんか買う必要がないくらい。どんどん自分の事がおろそかになっていきました。

しかし、私の場合はまだ恵まれた方で、領事館のコミュニティー内にナーサリーがあったので、そこに子供2人を預けて、数時間家事をする事が出来ました。日本人妻が何人かいましたので日本語でも話をする事も出来ました。

その間、はじめのうちは他のお母様からお遊びのお誘いなどもあったのですが、数時間空いた時間にする事・・・家事 なのです。遊べないんですよね、2人の赤ん坊が家にいるから、家の中はひっちゃかめっちゃか。

子供の父親は数週間の出張。長い時は1ヵ月くらい。当時の主人のお仕事は俗にいう、トラベリングテック。各国の大使館、領事館のIT関係の仕事をしていました。フランクフルトからヨーロッパ全土、アフリカ、中東、ロシアを飛び回ってました。

マジ、シングルマザー。たまに主人が帰ってくると、ウザい!とまで思ったものです。笑 これは私と同じ立場の他の奥様方も言ってましたね。たまに帰ってくるとかえって大変なのよね~!って。私なんか、年子の上に夫の世話になりますから、ずーっと出張行ってて~!って思うくらいでした。

私は、年子のマネージで手一杯で、何もできなかったのですが、もし、子供の年が3年くらい離れてたら、もう少し違っていたかもなって思います。たぶん、英語の勉強をしにvolksschuleに通ったと思います。

2回目のフランクフルトで気が付くんですが、フランクフルトは駐在妻にとって天国。たくさんのアクティビティーがより取り見取り。私も歴史教室をはじめ、フラワーアレンジメント、volksschuleの英語クラスにサティフィケート取得。と子供たちが学校へ行ってる間に出来ることは沢山あり結構楽しめました。1回目の赴任に比べれば、もっともっと人間らしい暮らしができました。

フランクフルトでは自分でも教室で教えてたのですが、ここカレッジステーションでも、もし需要があればお教室をしてみようかという気になってきました。

まあ、アメリカはビザさえちゃんとしていれば、駐在妻でも仕事ができますので、お仕事してる人はそれなりに充実してるのでしょうけど、日本語で話す環境のない人達、毎日お子様とばっかりの閉ざされた生活を強いられてる人達、やっと子供が学校へ通い始めて息抜きしたい人達、、、。

そんな人たちは、定期的にクラスに参加して、思いっきり日本語でお話しして少しでもストレスを軽減できる何かがあると、楽なのだろうな~と、我が身を振り返り思うのでした。

次にランチがあるときにでも、皆さんにお教室の需要ってあるのかな?っと聞いてみようかな~なんて思います。リタイアで恩給生活で、まあ、子供達が大学生でまだまだお金がかかるのですが、精神的にも経済的にも、のほほんと暮らせるので、ボランティアで、私の昔の立場に今いる人たちのサポートができたらなぁ。と、先日、呆然と考えました。

子育ての孤独感は子供にも良くないですよね~。お母さんはいつも笑顔の方が良いのですよね。私も反省するところだったりして。笑


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