主人の幼馴染は3人が3人とも、「バツイチ独身男+50代+彼女あり」 と言う事で、アメリカの恋愛と結婚について、(勝手に)観察してみました。
ご存知のように、主人の幼馴染は社会的地位のある金持ちでも何でもなく、普通かそれ以下の生活をして生きてますから、これだけ自由に生きられるんだと思います。
社会的地位のある方だと、結婚相手の容姿や、学歴なんかも考慮しますでしょうから、世間体を考えたり、仕事の便宜上(ステイタスとして)でのパートナー探しとは無縁の50代のおっさんたちです。あしからず。
ある意味、自分に忠実に恋愛できるっていうのかな。。。そんな感じです。
本来、いろんな意味で恋愛の延長線が結婚と考えるなら、これくらい自由に(しがらみ無く)恋愛してもいいように思うんですけどね。じゃないと一生この人と居たいなぁ。なんて思う人が出てくる可能性が低くなる気がします。
社会的地位のある方々が、多額の慰謝料払って離婚しやすいのは、そもそもこんなところに原因があるんじゃないかしらね?と思う私です。
アメリカの50代バツイチ独身男の生き方は、恋愛とは?結婚とは?と本質に迫るものを教えてくれますよね。誰だって、一人は寂しく感じるものなのです。結婚よりまずは友達なんです。結婚?もう一回して失敗したから、どうでもよいわ!なんですよね。
話をして楽しい女性ならデートに誘ってみる、そのうち懇ろな仲になる、ちょっと違うなっと思ったら、距離を好っきなだけおける。いわゆる、酸いも甘いも知った、本当に大人の意味での恋愛なんです。
ブライアンがまさに、酸いも甘いも知った大人の恋愛をしていて、今、羨ましいほど自然体で生きてます。
ブライアンがそうなる過程が大事だと思うので、モンティー・パイソンじゃない方の「Life of Brian」を話します。笑
ブライアン、昔は悪い子で、最終地は牢獄だ!と思ってったって主人が言う程の悪ガキっぷりだったようです。
どういう流れでそうなったか、いつ結婚したのかっていうのが分からないのですが、高校卒業後は海兵隊に入隊し、マリファナ使用がバレたためキックアウトで、ハイスクールスィートハートと結婚し、娘と息子がいました。
私がシカゴに嫁いだ翌年でしょうか?ちょうど4th of Julyで、花火を見に行こうと言う事になって、ブライアンの家に立ち寄り、彼の家族に会いました。奥さんにもその時に会ったのですが、アメリカ人にしては小柄な人でした。
この家族、後に崩壊するのですが、そうなった原因は良く分かりませんが(聞いてませんが)、結果的に、若くして結婚したので、結婚の本当の意味を知らないままの結婚だったと言う事だと思います。
ブライアンはウィスコンシンのサマーハウスに入り浸り家に寄り付かなくなり、奥さんはそんなブライアンに愛想つかして、カウボーイ・ルッキングの男と逃げてしまったと言う事。はい、子供を置いて逃げちゃったんです。笑
実は、うちの叔父もそんな経験をしてますので、その昔、私は子供心に、「そんなことをできる女(母親)っているもんなのか?!」とびっくりしましたけど、いるんですよね、そういう女性。ほら、ここにも!って印象でしたね。その話を聞いたときは。
その後ブライアンは子供達2人を育て上げます。ハイ、育て上げたんです。男手一つで。ここも私の叔父と同じ。再婚もせず、子供と二人三脚で通したんです。長女の方は上手く育ったようですが、息子は問題ありで、今はあまり話もしないようです。まあ、ブライアンも昔悪い子でしたから、悪い子のハンドリングはよく承知だと思っていますけど。。。
ひょんなことから、長年勤めた会社を辞め、フィジオセラピーを学ぶため、再び学校に通いはじめ、今はフィジオセラピストとしてシボイガンに居ます。
ブライアンはバツイチ独身男で「子供元気で皆自立」でしたので、フランクフルトにも遊びに来ました。主人と一緒にオクトーバーフェストに行きましたね。レーダー・ホーゼン姿の2人の写真がうちにありますよ。笑
どう言う訳か、主人とハングアウトするのが好きみたいですし、主人も彼と一緒にいるとリラックスできる様です。
幼馴染って良いですよね。テキサスの前の家のも遊びに来てますし、うちで一番、よく遊びに来る人かもしれません。
その彼、ちょっと前にできたガールフレンドとは、つい最近別れたと言ってました。しかし、大人な関係?
私たちが、さあ出かけようかな~って言ってるさなか、元カノから電話があるんですよね。
主人が後から、「え?別れたって言わなかった?」と問いただすと、「いや、今は僕たちは付き合ってはいないけど、たまに会うんだよね。友達って感じで、僕もそれ以上自分の生活に入って来られたら嫌だけど、たまに会うくらいなら良いと言う事さ。」
若くして結婚し、そして離婚し、バツイチ男期間がわずか3、4年足らずで私と再結婚して、結婚25年間の主人には全く分からない大人の関係。笑
だいたい主人は恋愛経験が少ないので、こういうのが分からないんですよね。セックスする関係は恋人同士って決まってないんですよね~大人の世界では。友達という関係でも、でもそうなって良いんですよね。だって、酸いも甘いも知ってる大人だから~。
この考え方には個人差があるでしょうから、私は自分の考えを押し付けませんが、人間だものなんでもありでしょ?と思うのが私で、主人程、え?なんでそんなことができるの?っていうのはないです。言い方を変えれば、私は主人よりもう少し感情のコントロールが上手いのです。
逆に言うと、主人は嫉妬深いのだと思いますね。一人の人を独占しないと心が病んでしまうのだと思います。私にはそれはありません。なのでどちらかと言うと、主人の方が女っぽいのかも。笑
私は、基本的にもっと自由にしてよいのだと思ってます。だからって、主人をを裏切るつもりはないと言うところがポイントです。それとこれとは別物なんですよね。だって結婚してるから、コミットメントしてるから。。。
この辺が良く理解できてないのに結婚すると、何もかもが窮屈になり、相手の事自分の気持ちが分からなくなり、しまいには、何が大事なのか分からなくなって、最終的に離婚に繋がると思ってます。
大人の男女の関係って、どれだけ相手に本心を伝えられるかなんじゃないかな?わがまま過ぎてもいけませんが、自分が思ってる事も言えないのなら、喧嘩になる前にダメになってしまう関係で、終わるときはそれこそあっという間ですよね。
要はいろんな意味でのコミュニケーションができる相手と一緒に居る事が結婚で、それ(意思疎通)が出来なければ、結婚じゃないのですよね。ま、だから国際結婚も難しいのでしょうけど、長く続けるコツって言われたら、初めにうんと喧嘩する事でしょうね。
所詮、縄張り合戦なんですよね結婚って。陣取り合戦なのです。早い時期に自分の立ち位置を確立すればいいのです。そこから先は、パートナーですから、ルールに従ってビジネス(家庭運営)すればいいのです。
なんだかじゃあ恋愛感情は?なくなっちゃうの?と言われれば、こういうと主人はガッカリするでしょうけど、私の場合、最初っから何か違う感情が主人にありましたね。要するに私の精神が熟した時に知り合った男性だったのでしょうね、主人は。この人なら大丈夫だろうと思ったので、スーツケース一つで嫁げたのだと思います。
これが良くって、これがダメでって、話し合で決着つかなければ、うんと喧嘩しあって、それでも一緒に居れる何かがあれば、それでいいと思ったのです。もちろん、喧嘩をしなくって済む相手もいますよね。そんなカップルは、自分たちの事、超ラッキーって思った方が良いですよ!稀にですが、そんなご夫婦も知ってます。
ブライアンと彼女の関係が「良し」なのは、大人で、2人ともシングルだからです。細かいことなど気にしないでお付き合いすればいいのです。結婚する気が無いのですから。まあ、なんて自由なんでしょう!って思うのは私だけでしょうかね。笑
この、最終的に独身貴族をエンジョイしてるブライアン、小さな家をダウンタウンに借りて、シカゴの家を直して貸しに出す予定だとか。徐々にリタイアに向けて動き始めています。
普段何してるの?って聞きましたら、「う~ん、仕事から帰ったらなるべく外に出ようと思ってね、これ買ったの!見て!僕の新しいボート!」と見せてくれたのが、カヤック。笑
これをもって、ビーチ(ミシガン湖)へ行って、遊ぶんだとか、、、たまに家の裏を流れるシボイガンリバーからミシガン湖に出る時もあるらしいです。葉巻加えながら、カヤック漕ぐブライアン。ある意味、優雅でした。笑 羨ましくも感じますね。
まあ、その陰には、息子の心配とか老後の心配とかあるみたいですけど、その時は、リラックスして全てを忘れてる、忘れようとしてる、ある意味、裏技が自然に身についているって感じでした。ブライアンの場合、これで良いのですよね。誰にも迷惑をかけていないから。
ブライアンの生活に憧れてるのが主人。笑 そりゃそうでしょうよ、それプラス、上げ膳据え膳ワイフ付きなら、男の天国だわよ!笑 でもそうなる可能性大ですよね~うち。
と言うのも、主人どちらかと言うと「家にべったり」で、外に出かけてくれません。仕事が無いので家に居て家の修理をしてくれる素敵な旦那さんなのですが、私が主人の友達化してますので、どこにも行かなくって困ってます。
休みになると、息子が一緒に釣りに行ってくれたりして私の代わりをしてくれます。実は息子もそれが分かっているので、面白いと私は思っています。感情の表現が下手くそなので、ある意味可哀想に思うと言ってます。さすが私の息子だわ。笑
私は、気分的にいつも、主人のベイビーシッターなので、もう少し暇をくれ!って思う事が多々あり、仕事すれば楽しいし、お金も入るのだけどね~と思うのです。
ブライアンの近くに引っ越せば、彼が私の代わりになる、、、と思いきや、ブライアンもそれが分かっているからか、ちょっと考えてる感があり。と、女の勘で察しました。笑
そうだよね、邪魔されたくないよね~。せっかくここまで自由になれたんだから。。。と思うと、うちは主人はやっぱ、重いのだねと思いました。私は軽やかで、自分でも男に生まれた方が良かったと思っているくらいですから、なんか、あべこべ夫婦だなぁ。って、またしても思うのでした。
シボイガンのバーでご飯。↑このエリア観光地で食べ物は激戦地区らしく、美味しくないと生き残れないそうです。チキンサラダを食べました。なかなかのお味、、、ですが、私の作るサラダの方が美味しいかな。笑