8月に行ったウィスコンシン旅行で主人の幼馴染たち3人に会ってきたのですが、3人が3人とも、あんな年して独身だったので、アメリカで、50過ぎのおっさん+独身男って、こんな感じなのね~!と言うのをご紹介しますね。
娘曰く、「そんな年して独身なんて、何かイシューがあるからだ!」と言うんですが、そうとも限らないようです、皆さん、それぞれ自分なりに楽しんでいらっしゃいましたね。
まずは、独身男の出会いの場、バーへ連れて行ってもらいました。笑 スティーブの行きつけのバーをご紹介しましょう。笑
スティーブはウィスコンシンのど田舎に住んでいます。軍をhonorably dischargedした後に、しばらくシカゴに居たんですが、お母様の住むウィスコンシンに引越したそうです。
Boydと言う田舎街には本当に何もなく、アメリカの田舎ってこんな風で、私など絶対に生き残れそうにないな~と言うのが印象でした。退屈で死んでしまいそう!って思ったんです。
このスティーブ、1度は結婚したらしいんですが、子供ができる前に離婚して、子無し、バツイチ男歴はかなり長いようです。今でも結婚する予定はなさそうですね。笑
しかし、今回驚くことに3人が3人とも需要があるんですね!彼女がいるんですよ!彼女が!ぶったまげ!笑 これがアメリカやんね!私もまだまだ需要があるって事か?なんて思ってしまいましたよ。
スティーブの彼女はバーテンダー…。なるほど、私たち夫婦が来るので、彼女には、そのようにあらかじめ話してあったようでした。
その日の夜、「何か食べ物をオーダー出来ない?レストランは車の運転で疲れたので行きたくないし、高いでしょ?ピザは?」なんて、主人が彼に言うと、「ははは、ピザのデリバリーなんてBoyd には存在しないよ!ピックアップしてもいいけど、4時間はかかるよ!それでもいいって言うならオーダーするけど・・・。」と田舎ジョークが飛び出しました。笑
と言う事で、夜遅く、彼女のやってるバーへ行きました。スティーブの家から車で30分くらいの所にあるそのバー、一瞬コンビニエンスストアー?と思うロケーションにあり、マジで目の前はコンビニでした。田舎のオールインワン感覚を感じましたよね。
中に入ると、バーテンダーの彼女と、お客さん2人、私の様なアジア人は来ない所とすぐ分かりました。なぜかというと、まるで西部劇のクリントイースト・ウッドになった気分で、先にいるお客が、私の事をずーと目で追うんです。笑
はい、完璧よそ者~!なんです。一瞬、撃たれるかと思ったわ!笑 しかしTVがある事で助かりました。今アメリカにはアジア人女なんかどこにでもいるんだ!って知識はあるみたいでしたから。。。
もしかしてこれってスティーブのイグアナ?↑ 聞くのが怖かったから聞いてません。笑
私達はそこで、シカゴスタイル・ホットドッグと言うのをスティーブの彼女に作ってもらい、食べました。これが意外にイケるのでびっくり。シカゴスタイルって色々あるんですが、ホットドッグは初めてで、トマトスライスが入ってるのが特徴です。くどくって、アメリカのホットドッグって好きじゃないんですが、トマトとピクルスの酸味がちょうどよく、さわやかなお味に変身するんです。
そのバーテンダーの彼女、年、いくつだと思います?もうじき60だって!笑 孫?もちろんいますよ!10歳年上の女と付き合える50代の男がいるんだから、、、さすがアメリカ!
日本のお嬢さんたち、ガールズトークなんかで30代を「おばさん!」とか呼んでると、「あらまあ、ベビーちゃんが何言ってんのかしらねぇ。」なんて、アメリカ女に言われますわよ!笑
アメリカでは年齢は関係なく恋愛できるんですよね。それに比べると、そもそも日本の女性って人と一緒に居なくっても平気な人が多いのではないか?と思ってます。だからご主人の事ATMとか言えるのかな?と。笑
私の母がそうでしたね。離婚し、その後もずーっと一人。彼氏も無し。本人はめんどくさいからって言いますが、一人が好きなんだと思ってます。
私が母なら一人はつまらないから絶対再婚すると思うと、再婚しなさいよ。と、母にも言いましたが、聞く耳もたず。ずーっとお一人様。日本の女性にはこの「お一人様タイプ」が多いのだと思っています。結婚できない、再婚できないのではなく、一人が好きな人なんだと思います。だから、そんなお一人様をバカにする人がたまにいますが、いいじゃないのよ、それでと思うのであります。
テキサスらしいでしょ?動物の頭が壁に沢山あるの・・・↑
ある意味、スティーブは甘えん坊な男なんだなぁ。と思たのは、何も彼女との歳の差だけではないです。私の一番嫌いなタイプの男がすることやってましたね。笑 はい、お金が無いので20ドル貸してもらってました。笑 良く女の金で、遊べるよなって。。。
まあ、今大変な時だからって言うのは分かりますが、私、これだけはムリ!っていうのが、ここの部分で、女をあてにしないと生きていけない、女より根性のない奴、だらしのない奴っが大の苦手。もちろんスティーブにはいい所も沢山ありますが、結婚の対象としては絶対に見れないタイプだとわかりました。
私もいろんな人を見て来てますので、こんな事でスティーブをジャッジしませんが、楽しくビールを飲んで過ごしてましたね~そのお金で。ジュークボックスでお気に入りの(この私が聴いた事もない)マイナーな音楽を、これ知ってる?とか言ってニコニコしながら話しかけてきます。笑
これ、拡大してよく見てください。↑どこががおかしいとすぐ分かる人は論理的な頭の持ち主。そして、何かがおかしい危険!と察する人はユーモアーのセンスの持ち主。この鹿の口からお水が飛び出し、目の前にいた人はびしょ濡れになります。笑 カウンターのバーテンダーがチップを貰うと、ちょっかいだしたい奴に水をかけてくれます。
スティーブ曰く、彼女を好きな理由は、「彼女とは、僕と彼女にしか分からない物の見方が同じなんだよ!」だって。は~い!ごちそうさまで~す!笑
イイじゃないですか、こんな人がそばにいるなんて。アメリカのここが、よろしい所かと思ったのであります。
で、ねえ、スティーブヤバイよね。と主人と意見が一致。(死にたくないので)そろそろ帰ろうと言いました。理由はお分かりですよね。酒に酔い始めてました、スティーブ。いつもは一人で来るのでしょうからそのまま彼女にお世話になればいいのでしょうけど、今日はスティーブの車で、スティーブの運転で私たちは、スティーブの家まで帰らなければなりません。
おい、こいつ運転できるのか?と思いましたが慣れなんでしょうかね。ちゃんと運転していました。
アメリカの田舎の道を夜運転した事がある人ならお分かりでしょうけど、ピッチ・ブラックとはこういう状態やね。と思うほど、真っ暗!道が繋がってるのがヘッドライトでかろうじて分かる程度です。
おい、ビームつけないの、暗すぎないか?って言えば、暗い方が良いんだよね。何轢いちゃった分からないでしょ。猫なら悲しくなるから~!おいおい!そういう問題かい?ですよね。笑
そして、30分無事に運転し、スティーブの家で持ってきた日本製のクイーンサイズのFUTONで寝ました。スティーブの家は今まで見た家の中で一番酷いコンディションの家でした。笑 良く寝れたよなー私と、自分自身の「年の功」を感じました。
あなたは、、、ハエ取り紙にハエが沢山ついてるのが電灯からぶら下がってて、開けると、汚さを凝視できないがために、目的物にフォーカスだけおいて、それだけを取り出さなければならない冷蔵庫があり、ビー玉が勝手に走り出すくらい床が斜めに傾いてて、トイレットボールが何やったのか?ってくらい、サビ?てる、真っ黒いカーテンで覆われてる窓のお家にお泊りできますか? 私はできました!笑 我ながら、自慢。w