ストレスがあるときの症状は人それぞれだが、私の場合は体の柔らかい部分、お腹や太ももに湿疹ができる。
カナダに来てからは、ストレスを溜めないために細かいことにあまり拘らないようにしている。日本と同じ感覚でいるとどんどんストレスが溜まるからだ。それでも元来小心者なので、些細なことでもくよくよしたり落ち込む。それでも努めて大事なこと以外は受け流すようにすることでストレスを軽減するようにしてきた。だが、
体は正直だ。
心より確実に自分の状態を反映する。これまでもいろいろな局面で湿疹ができた。元々皮膚が弱いのでそこに負荷がかかりやすいのかもしれない。最近では湿疹ができたことで、
あー自覚してなかったけど、ストレスを感じているんだなあ・・
と思ったりするくらいだ。(ウサオも私のストレスと湿疹に密接な関係があるのをわかっているので、湿疹ができると私が愚痴を言わなくてもストレスを感じていることに気がつき、あれこれ気を配ってくれる。)
胃潰瘍など体の内部ではなく、表面に出てくるのでわかりやすいのは助かるが、かゆくて困る。特に太ももは衣類がこすれるので不愉快極まりない。クリニックに行ったところでせいぜいかゆみ止めをくれるだけなので、あまり助けにならず日にち薬に頼るのが毎度のことである。
さて今回のレイオフで相当のショックを受けた私はかなり湿疹に悩まされるだろうと覚悟していた。だが、覚悟していたようなかゆみは出てこなかった。(いつもかゆみで気がつく)
あれ、心がストレスを自覚すると体には出ないのかな?
なんて思いつつ、レイオフから1週間後にEIの申し込み手続きの完了、それに続いてかねてからの予定をこなして迎えた月曜日。お腹から太ももにかけてなんとなくむずがゆさを感じたので、確かめて見ると
いつもの2倍くらいの範囲に見慣れた湿疹が広がっていた。
湿疹があるのを目視した途端、ものすごくかゆくなってきた。掻くとますますかゆみがひどくなるので、掻いてはいけないと思うのだが、かゆくてたまらないので、とても人には見せられないような体勢になって、掻いてしまった。その結果、湿疹の状態は悪化してしまい、ここ2-3日とてもつらい。特衣類がすれると大変だ。
思うにレイオフの通知を受けてから、すぐに湿疹が出てきていたのだろうが、EIの申し込みとそれに続く予定をこなすまではかなり気が張っていて、それがかゆみを自覚させなかったのかもしれない。
なんて思っていたのだが、急に以前激しいスポーツをした後の筋肉痛が1週間くらい経ってから出たことを思い出した。、もしかしたら老化により体が激しいストレスでも自覚するのに時間がかかるようになったのだろうか?
(それは何だか悲しい)
いずれにしても、ストレスからくる湿疹が痒いのに思いっきり掻けない、そして痒みに負けて掻いてしまった後で来る自己嫌悪が新たなストレスになっている。夜も熟睡できないのでなんだかすっきりしない。ストレスから来るストレスに悩んでいる。
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