ロンドンに来て、今朝ほど驚いた朝はなかった。きっとUE残留が圧勝すると思いきや、ご存じの結果。過半数の人が離脱に投票したという現実。
出社後、仲間の一人に「ロンドンに来て1年以上たったけど、イギリス市民のことがぜんぜんわかってなかった。まさか離脱が過半数になるとは、、いつになったらこの国の人の感覚が分かるんだろう」と吐露。
しかし彼曰く、「違うよ、Jake,それはあなたのせいじゃないんだ。ロンドンというコスモポリスは必ずしもイギリスという国を象徴していないんだよ。私は北の出身だけど、現地の知人は離脱に投票したと聞いた。」
「この地図をJake見てごらん。(添付写真)。黄色い右下がもちろんロンドンだよね。黄色は過半数残留を指示したエリア、青が過半数離脱を指示したエリア。ロンドンは完全に残留派なんだよ。」
「わかるでしょ。ロンドンはこのオフィースの通り、本当に世界中から人が来ているでしょ。みんなリアルに多様性の恩恵を知っていますよね、多くの人が色んな国に出張に出ている。つまり、インターナショナルビジネスに携わっている人が多いんです。そして、経済の恩恵にあずかっている。でもね、Jake、これはイギリス全土でそうではないんですよ。この色を見たらわかるでしょ。」
「地方都市にはそうではない人たちが多く住んでいる。その人たちの価値感、生活格差、収入格差、Londonerとは本当に違うんです。実際に地方の製造業現場なんかでは、移民との仕事機会の競合があると聞くし。」
「イギリスが理解できていないと落ち組むことはないよ。」
気づきもしなかったこの現実。
オフィースでのランチタイムの会話や、パブでの雑談から残留するものと信じていた、、、、しかし、Londoner達は、「ロンドンは必ずしもイギリスを象徴していない」と感じている。
またひとつ勉強しました。
しかし、、、、、本当にショックです。
わたしはうちのメンバーがトラブルなく、将来もイギリスで働き続け、その豊かな才能を発揮し続けてくれることを心の底から望んでいるのです。
おわり。
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