碁は序盤から中盤にかけては、4つの角、そして辺をまずは自分の地としていきます。地にしやすいからです。中盤からは、中央の地(中地)の争いとなります。
中央は囲うことで地となりますから、地にするには意外と難しいのです。大きそうに見えても小さい得てして小さいものとなりがちです。中地を囲う場合は、自分の石が外回りにきているときです。それによって相手が入れなくなっているなときは、堂々と囲いに徹します。
地よりも中央での展開を重視した大模様作戦は宇宙流と呼ばれます。これで有名な棋士が武宮正樹九段です。「中地を囲うな」に反旗を翻した人といえます。ですが、アマチュアの人は、まずは四角や辺を大事にしたほうがよさそうです。