我が家の線路端に群生するハマヒルガオ?
25日(水)晴。最近特にテレビで自然エネルギーを取り上げる番組が確実に増えている。太陽光発電や風力は比較的知られているが、コージェネレーションとか小水力発電など聞きなれない言葉が。私自身も最近の学習の中で知った。今朝NHKも取り上げた。
それもかなりの技術的な進歩があるのに広がらない。調べているといずれも原発優先の中で報道にさえ圧力がかかり、あるいは規制の中で進展を妨げられてきたということである。そんな環境で日本の技術が海外に流れ、日本製の発電施設が海外で活躍する皮肉。
例えば、小水力はちょっとした落差のある小川を活用してプロペラのような設備を取り付け発電するものだが、水利権が邪魔をして手続きが複雑だとか、費用が200~300万円かかる仕組みになっている。聞いてみれば、規制解除や補助金で解決可能な話ばかり。
分水の土手にはこんな花も
研究グループもあって愛知県の某村では、小水力発電が可能な地点のマップも準備され、実現すれば、村で自給が可能かもとの話。日本より条件の悪いドイツでは全国5500か所の村で実現されているという。日本は世界で6位の降雨大国でこれを利用しない手はない。
藤田祐幸氏によれば、コージェネレーションとは小型の自家発電装置のこと。燃料はなんでもいいが火力発電だから廃熱がでる。これを利用して冷暖房や給湯に利用する。小型とはいえ、オフェスビルや病院、ホテルや大きなビルや工場、商店街に適するという。
今まで広がらなかった理由は電気事業法により余剰電力の売買が禁じられ、同一建物内部でしか電力を利用できないという制約があったからだという。95年の法改正によって制約が幾分緩和された。震災の日に閣議決定された余剰電力の全量買い取り制度が急がれる。
砂浜に咲く何の花?
このシステムにも問題点があって、熱需要の少ない春秋や夜間には廃熱を捨てざるを得ない点だという。藤田氏は「需要ピーク時の電力対策として徹底すればよく、夜間や春秋は電力会社から電気を買えばいい」ドイツではすでに10年以上前に実現している話だ。
今回の事故で原発一基100万kw/hのような巨大な発電、しかも特定の地域に集中させることのリスクが露わになったわけだから、電力会社による地域独占を止め、地域分散型のコージェネレーションを特に電力大口需要家向けに促進すれば大きな効果が期待できる。
電力の自由化や発電・送電の分離の話は利益を独占したい電力会社にとっていい話でないことは明らかだが、政府が国民の安全と安心を守るという強い意志、孫社長の言うやる気とビジョンがあれば実現することであり、この機を逃しては実現が遠のく。
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