昨日の朝だったと思いますが、NPRで読んだPanama Paperのニュースにはずいぶんビックリしました。どんどんニュースがが出ているようですが、日本でもだいぶ話題になっていますね。
私が読んだものはPutinの顔写真が大々的に出ていると同時に、中国では周近平国家主席の親族をはじめとして現職・旧指導部の高官の面々、サッカー界からはMessiやPlatiniの 名前が挙がっているようです。中国版のサーチエンジンでは「パナマ」で検索されても情報統制がかかっているという話もあります。
次のものなんかが比較的よくまとめてありますね。
まずは今回の発表の発端となったICIJ(The International Consortium of Investigative Journalists)のものです。
The Panama Papers
続いて報道機関等のものです。
Panama Papers: Here's What You Need To Know (So Far)
The Panama Papers: 7 things to know
Fallout From Panama Papers Echoes Around The World
世界を揺るがしかねない「パナマ文書」の衝撃 各国政府が脱税や租税回避の調査を開始
始めはピンと来なかったのですが、オフショア金融という言葉自体は以前からあるようですね。基本的に国外からの資産に対して税金がかからない、あるいは税率の低い国々、その金融機関が行う金融サービスを指すようです。そういえば、Tax Havenとしてのスイス銀行は昔から有名ですね。
オフショア金融システムとは
「パナマ文書」とは何なのかまとめ、問題の本質や資産隠しの現状、そして各界の反応は
Panama Papers: How did Panama become a tax haven?
今回の文書は、パナマにあるこうしたオフショア金融サービス会社「Mossack Fonseca」の過去40年分のデータということです。合法的な範囲内で金融資産を移しているのであれば問題ないのでしょうが、隠し資産や脱税目的だったりすることが分かると大変なスキャンダルになりますね。
アイスランドの首相は4/5に辞任したという話もあります。
しばらく余波が続きそうです。
The important thing is to identify the "future that has already happened"