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NO1652 原発は危険なもの(44)

新川の桜
新川の桜 26日(火)午後雨。「現状維持」48%の世論をリードするのは誰なのか。基本的には電力会社と政府による刷り込みには違いないが、それを支える学者やマスコミがいるはずだと、調べている。独立行政法人JNES(原子力安全基盤機構)のHPには「原子力の安全確保に取り組む専門家集団」とある。

 理事長は経産省からの天下りで、理事長代理は京大原子炉実験所から、もう一人の理事も経産省からの天下り。役員構成からして原発に反対したり、疑問を呈する人は入っていないわけである。その広報誌に東大大学院の関村直人(テレビに度々登場)氏が回答者で登場する。

 老朽化問題についてズバリ、質問「原子力発電所だって長い間使用していたら老朽化するでしょ」に関村氏が答える形。高経年化という言葉で、中性子照射脆化、応力腐食割れ、披露割れ、配管減肉、絶縁低下、コンクリートの強度低下の6項目を挙げている。

新川の上を西川が通る
新川の上を西川が通る 「経年劣化事象」が起こりえますと。こうした普通の人間には理解しがたい言葉をわざわざ使うことの理由が分からない。老朽化で薄くなったり、ひびが入ることは当然あると言えばだれでもわかるのに。その回答はまさに「安全神話に」満ち溢れた内容である。

「原子力発電所では高経年化対策として、一定の安全水準を確保するために、経年劣化の状況をきちんととらえ、機器や設備の取り換えなどの保守管理を行っていますので、老朽化することはありません」事故直後毎日のように登場し、楽観論を振りまいた方だが。

新発田城の桜
新発田の桜「日本では30年以上運転している原発は12か所(現在は21か所)あり、これらの豊富なデータが蓄積されています。また劣化を調べる技術は世界でも高いレベルにあり、さらにPCによって劣化の進展を予測する方法も格段に進歩しています」豊富なデータには呆れる。

 この豊富なデータを活用して「運転開始後30年になる前に、60年の試用期間を仮定して実施される健全性評価のことです」とさらりと言ってのける恐ろしさ。経産省の代弁も忘れない。03年施行の「維持基準」を挙げ、電力会社はこの基準を遵守するとともに・・。この人たちは発言の責任を負わないのだろうか。

 もっと積極的に原発推進を叫んでいるのは経済評論家でオピニオンサイト「アゴラ」主宰者の池田信夫氏である。原子力委員会の斑目委員長の「割り切らなければ原発はつくれない」を擁護し「リスクをゼロにすることは求められない。おこる確率を最小化し、起こった時の被害が広がらないように設計すればよい。この程度の事故なら割り切ることは当然である」ここまで言われると、議論はしたくない。世界最悪と言われるレベル7の事故をこの程度とは・・・。
 

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