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駐在妻の掟(1)日本人を避けるべからず

 
 
日本に帰る準備をしている時、多くの日本人が 
私たちが借りていた家の内見に やってきました。
たいていは 単身先に渡米しているご主人で 奥様の要望を受け 
家族が気に入りそうな物件を 必死になって探している最中でした。
 
 
そうしたご主人たちが 必ず 聞いてきた質問があります。
 
 
「ここは日本人の奥さんたちの会とか あるんですか?」
「奥さんたちの関係は どうなんですか?」
 
 
駐在妻の人間関係がややこしいと噂に聞き、
あらかじめ情報を仕入れておいてほしいと 奥様に頼まれたのでしょう。
 
 
日本人会があるところや 
日本人の多いところを避けたい という気持ちはわかります。
 
 
 
しかし ここで はっきり知っておいていただいた方がいいと思うのです。
 
 
 
日本人の駐在員として 賃貸住宅を借りて住む限り 
日本人の組織から 逃れることは できないのです。
 
 
 
たとえ 日本人会という組織が存在しなくても 地域の日本人で集まり 
地元のお祭りに参加することを求められたり 
学校でのボランティア活動で 日本人のグループがあったりと、
日本人が住む地域には 必ず 何らかの集団行動が求められる所が 
ほとんどなのです。
 
 
 
そうした活動のない きわめて日本人が少人数の地域も 
あるには あります。
 
 
しかし そうした地域に住むには 相当の英語力が 親にも 
そして 子どもにもないと
親は 学校でわからないことがあっても 尋ねる人がいないし、
子どもに対しても 適切なESL(外国人向け英語)プログラムが
用意されていないなど
外国人に対して 不親切な学区である可能性が 高いでしょう。
親子で わざわざ荒波をかぶりに行くようなものです。
 
 
このような地域では 周囲に日本人がいないことで 英語が上達するメリットよりも 最初に経験する 苦労と孤独のデメリットの方が 大きいと言えるかもしれません。特に 親が言葉ができないと 親子ともに孤立する可能性が高いでしょう。
 
 
5年以上 そこに滞在する予定なら 子供が自分で何とかするかもしれませんが、2,3年では 結局 誰も友達ができないまま帰国することになったり 結局 学外の 日本人向けの塾やおけいこ事が 親子で ”心のよりどころ”ということになり 何のために 日本人が少ない学区に行ったのか わからなくなってしまいます。
 
 
 
また 日本人が少ないと言っても 
駐在日本人が 一人だけという学校は さすがに ありません。
 
 
 
つまり どこに行っても 日本企業が通勤圏にある限り 
必ず少数の日本人が 学校にいるわけで、そういう学校を選んだ場合 
つきあう日本人の選択肢は かなり限られるということになります。
例えば 5家族しか学校にいなければ その5家族とは ずっと仲良く 
あらゆる行動を 共にしなければならないことになり、
30家族がいる学校に比べると あなたがつきあう相手の選択肢は 
ないに 等しいということです。
 
 
もし 同じクラスに まったく気の合わない親子がいても その人たちとは ある程度 仲良く付き合う「義務」が生じるわけですね。
そうしなければ お互いに ギクシャクした関係になってしまいます。
仲良くの反対は 「普通」ではなく 「避けてる」ことになるからです。
結局 日本人を避けるつもりが 特定の日本人と どっぷり付き合う羽目に
なってしまう。それが 日本人が少ない学校に通う家族の宿命です。
 
 
わたしは 英語ができるし 駐在も2度目だから 平気。といっても
やはり 日本人社会と まったく関わりなく生きることはできないでしょう。
 
 
 
補習校には行かせないのか? おけいこ事はしないのか?
塾には行かないのか? ご主人の同僚との関係は?
あなた自身は日本人の友達と 一切かかわらずに生きていけるのか?
 
 
 
どれだけ日本人を避けても 結局 どこかで日本人とつながらなければ 
やっていけないのが 駐在員家族です。
それは 恥ずかしい事ではないですし 異国で暮らしている中で 
同じ国の人間と助け合うのは 素晴らしいことです。
日本人同士だからこそ 共感し合え 腹を抱えて笑えるような話題があります。日本語を書かず 読まず 話さずで生きていけるとしたら それは もう日本人ではないということです。だからこそ 日本人とのかかわりは大切にして 暮らしていかなくてはなりません。仲の良いアメリカ人よりも 誰でもいいから とにかく日本人に頼らなければならない状況が 必ず訪れます。アメリカ人の友人が100人いても 日本人の友人が一人もいなければ それは 自分で自分の首をしめているようなものなのです。
 
 
 
日本人の集団を避けまくって 気の合う少数の日本人とだけ 付き合おうとする人もいます。
 
 
 
しかし そうした「変わった人」というのは かえって大多数の日本人の関心を呼ぶようで 自分では 日本人と距離を置いているつもりでも 日本人社会では 「あぁ あの日本人を避けている@@さんね」と 有名人だったりします。そして その家の情報も 彼女の少数の友人を通して 筒抜けのことが多いのです。たとえ 彼女が少数精鋭と付き合うと決めていても その友人の行動範囲までは 制限できませんから。いろんなところで 結局 情報は 洩れていくというわけです。これも 海外の日本人社会ならではの 狭さでしょう。 海外で日本人社会と付き合わないというのは 田舎に引っ越して 一切 近所づきあいをしないと宣言しているようなものです。
 
 
 
 
だいたい アメリカに引っ越してすぐの いろんなトラブルを アメリカ人に話しても まったく共感してもらえないものです。なぜ 学校がこんな風になっているのか 一体 この行事は何を用意すればいいのか? と聞いても 彼らにとっては しごく当たり前のことで 疑問にすら思ったことがない。 まるで 日本人に「お弁当ってなんですか?」と聞いても 怪訝な顔をされるだけで すぐに答えてもらえないのと同じです。 奇妙な質問をして アメリカ人に 「変人」扱いされるよりも 同じような驚きを感じて 疑問を持ってきた日本人に尋ねた方が 100倍 話が早く わかりやすいのです。
 
 
 
 
このように 海外での暮らしが上手くいくかどうかは 
あなたが 狭い 在外日本人社会と どう うまく付き合えるかにかかっていると言っても 過言ではないでしょう。
 
 
 
無駄なことは言いません。
とりあえず 駐在の分際で 日本人を避けるような真似だけは やめた方がいい。また 避けようとしても 避けきれるものではないことを 肝に銘じた方がいいでしょう。
 
 
 
海外に行く前は 恐怖に思える日本人の集団も 異国に暮らしてみれば 
あなたを 「日本人」と言うだけで あたたかく迎えてくれる人々であり、
あらゆる場面で 日本人が身近にいることを ありがたく感じるでしょう。
 
 
 
日本人との付き合いを怖がらずに 外国に暮らすもの同士 
助け、助けられ、の精神で 是非 よいお友達を作ってください。
 
 
 
海外で知り合った日本人のお友達とは 帰国後は疎遠になっても 
一生のお友達になるし その人たちと過ごした時間は 
あなたにとっての 一生の思い出になるのだから・・・。
 
 
 
 
 
 
信じるも信じないも貴方次第
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ニューヨーク駐在生活ありのまま

http://blogs.yahoo.co.jp/sabenukey

主婦ジャーナリストがホンネで綴るNY郊外の駐在生活。爆笑記事から泣ける記事まで アメリカと日本の「今」が分かります。

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