Co-Opプログラムを利用しても通常の職探しと同じプロセスを踏むしかないことがわかり、地道に仕事探しをすることにした。
唯一のコネであるウサオに何か情報が入ったら教えてとお願いする一方で、CamosunのCo-Op専用掲示板に掲載される仕事情報をこまめにチェックして少しでも興味があれば応募することにした。
結局最初のワークターム(2009年、春夏)は仕事を見つけらず、2回目のワークターム(2010年、冬)でやっと仕事が見つけることができた。そしてCo-Op終了後もそのまま働かせてもらっている。
そして自分のCo-Opプログラムでの仕事探しと、最近職場の採用に立ち会った経験を比べてみると、求人広告よりCo-Op経由で仕事を探すほうが私のような移民にとっては少し楽な気がした。
まず、求人広告の応募とCo-Op経由の応募では応募者の規模と質が違う。職場の求人広告での募集の時は、1つのポジションに対し100人以上の応募があり、応募者の大半は英語が母国語で、募集職種の経験者も多かった。一方Co-Opの掲示板でどの仕事に何人応募しているか確認しても(応募すると掲示板に名前が掲載されるので簡単に調べられる)せいぜい30人くらい(複数の学校に募集を出す会社もあるので、その場合は別)で、時間が経つにつれて仕事が見つかった学生は応募しなくなるので、ワークタームが始まる直前になると、10人前後になることもある。英語が母国語の学生が多いのは当然にしても留学生や移民らしき名前もそれなりに見かける。経験についても高校卒業して入学してきた学生が大半だから、オフィスワークのスキルはPCの操作はともかくあまり高くないので、日本で就業経験がある場合は、レジュメとカバーレターで、応募職種に自分の経験を生かせることをうまく説明できれば、興味を持ってもらえ、面接に進める可能性も高くなる、
そして雇用側もCo-Opの学生を忙しい時期の手伝い要員として使う場合が多く、(会計関連だと、納税申告書類の作成など)仕事をする上で支障がなければ英語がネイティブレベルかどうかにさほどこだわっていないようだ。
もちろんこれらは私が自分の経験を通じて感じたことで、違う見方もあるだろう。だが仕事が見つかる保証はないにしても、オフィスワークへの足がかりとして、Co-Opプログラムはけっこう利用価値があると個人的には思っている。
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