地震とTwitter。

こんにちは

今回の『東北地方太平洋沖地震』、未だ余震も続く中不安な思いで過ごしている方も多いでしょう。海外にいるボクでさえも昨日からニュースにかじり付き、今後の展開を心配しております。

そして今日ボクは良い意味でも悪い意味でもこの地震が”過去の震災と大きく異なる”ことに気が付いたので書きたいと思います。

何が変わったのか？

・Twitterの普及で情報伝達が速くなり、救難信号を送りやすくなった。
・電話が繋がらなくともネット上のSNSや特別サイトなどの利用で身元確認がしやすくなった。
・動画共有サイトのおかげで停電してもTV以外の媒体で情報を得やすくなった。
・東京首都圏でも大きな揺れがあったことでこれまでとは比べ物にならないほどの危機意識が国民に生まれた。

何を学んだのか？
・公衆電話の重要性を再発見
・Wifi などといったインターネット無線回線の有用性と不足。
・経済の東京一局集中型における危険性
・TV局のインターネット配信の遅れ

まず、ボクが感じた感想は災害時にいかにTVが使えないかということ。
地震と津波の影響が最も大きい宮城県では、一番状況を知りたがっている人々が停電で情報を得られない事態となりました。きっと代わりにパソコンやスマートフォンを使いインターネットから情報収集をした方も多いと思われます。

また、情報発信源であるはずのNHKがニュースのネット配信をしないので、ある中学生（２年生？）がUSTREAMにTV放送を生配信、多くのTwitter利用者がそのURLを拡散RT（リツィート）するというこれまでには無い、とても興味深い連携も生まれたました。

本格的にNHKや民放が配信を開始したのはかなり遅れての事。彼の意義のある行動に敬意を表すると同時にメディアの対応の遅さに疑問を抱かずにはいられない時間です。

やはり今回大きく違うのはtwitterという存在の有無。

フォロアー同士、顔を知らない者同士がつぶやきで励まし合い情報を共有し合うあの長い夜、、、ボクは少し感動してしまうくらい人々の繋がりを感じる事ができたような気がします。不安なニュースが流れ、余震は続き、家にも帰れない人々にとっては多少なりとも救われるような思いをしたのではないでしょうか？

残念なことに冗談では済まされないようなデマを流す愚か者も多いようでしたが、災害時に発揮されるTwitterの可能性がこれで実証されたのかとボクは考えております。

まだまだ終らない不安ですが、無事であった人は警戒を怠らないでください。
命を落としてしまった方々には、心から冥福を祈ります。

カナセウ