こんにちは
昨今「フリーライダー」または「タダ乗り社員」、という言葉をよく耳にしますが、どのメディアも全否定的な報道をしていることにボクは少し恐れを抱いております、、。
※フリーライダー(英: free rider)《ただ乗りする人》は、(1)活動に必要なコストを負担せず利益だけを受ける人、(2)不労所得者を意味する。
経済学では、ことに公共財のように非排除性があるサービスについて、便益は享受しているのに対価(供給のための費用)を支払わない者を指す用語である。 (Wikipediaより引用)
簡単にいうと「給料だけはしっかり受け取るのに仕事をしない人」のことなんですが、勤勉といわれる日本社会の中にも相当な数のフリーライダーが潜んでいるようです。正規雇用による解雇の難しさやコネを利用した存在感、ムードメーカーとして許容されている人など様々ですが、「社内ニート」と呼ばれる事もあるみたい。
まあ、たしかに話だけ聞くと自分の環境にそんな奴がいたら苛つきますよね。自分はせっせと働いているのに給料が同じだったりすると尚更です。
でも、中にはやる気はあるのに仕事がまわってこない可哀想な人もいるみたいだし、全部を悪だと決めつけるのは実に難しい。
メディアはとにかくこのフリーライダーを排除しようという呼びかけをしていますが、、
ボクが恐れているのは・・・
・今いるフリーライダーを排除しても、また誰かが同じポジションになるのでは?
・フリーライダーの存在を嫌い、モチベーションを保っている人が会社の底辺に立った時、果たしてこれまで以上の結果は生み出せるのか。
・すべて有能な社員で固めることは一見メリットばかりのようだけど、実はそれまであった余裕というものが排除され余計に激務になるのでは?(日本の傾向として)
ということ。
釣りバカ日誌の浜ちゃんみたいに仕事は真面目にしないけど、ムードメーカー的存在で社内を明るくするような人も実は必要なんじゃないかと思い始めた今日この頃。排除した途端に人間関係がギスギスし始めるなんてこともありそうだし、周囲が真面目に業務をしている中でますます休憩をとりづらくなったりしそうだからです。
もし社内にそんなゆとりのない人間ばかり揃うと、日本人ならではの勤勉さが功をなしますます過労死の可能性が増すでしょう('A`)
(だからといって怠惰な人間を擁護するわけではありませんが)
ブラックな労働環境を作り出しているのは意外と経営者によるものだけでなく、労働者達の頑張りすぎる性格も関係してるのかもしれませんね=
See you.
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。