「あなたにとって仕事とはなんですか?」
こういうわかるようでわからない質問を投げかけられる場面に、きっと誰もが遭遇し自分自身と向き合ったことがあると思う。特に就職活動ではよく聞く定番の質問だから、進路を考えなければいけないヒトには避けて通れない道かもしれない。
そして多くのひとはこう答える
・自己実現をすること
・お金を稼ぐこと
・キャリアアップ
・家族を支えるために必要
・やりがいを持ってのぞむ・・・なんとかかんとか
・社会貢献
など
ボクも一年前まではそんなもんだと考えていました。まずは生活する上でお金を稼がなくてはいけないし、スキルアップ/キャリアアップしていくことで人生が充実していくものだと。
でも、、、なんだか嘘っぽい。というかあまりにも安直すぎて気持ち悪い答え方だと思いました。そもそもの話、みんな大人になれば仕事をしなくてはいけないわけで、仕事をしながら家族を築き、後々の人生を送るものだと信じて疑わなかったボクには「仕事とは何か」なんて問いは今更な気もしました。
お金を稼ぐため/家族を養うためというのは言うまでもないこと。給料をもらえなければそれは仕事とは言えないので、わざわざそんなことを口にしてどうなる?って感じでパス。自己実現/キャリアアップなんてものはよくわからない。っていうか自己実現って何?日本語?(笑) そんなもの仕事をしている中で起こる自分に有利な変化でしかないから仕事してみなきゃわからない。
やりがいを持って取り組むべき事?それも大切だけど、趣味を人生のメインイベントにしたっていいじゃない、、、時には割り切りも必要と思い却下。
社会貢献?そういうことを言う奴より、自分のためにした努力が結果的に社会に貢献していた。って感じの奴の方が信用できるので、ひねくれ者のボクにはとても口にできない言葉で却下。
こうやって振り返ってみると自己中心的な答えばっかりだということに気付きます。
じゃあなんて答えたらいいんだよ・・・・(´・ω・`)
ボクはこういう考え方。「お互いが出来ない事をカヴァーし合うのが仕事」だと。
いくら大統領でも看護士の仕事はできないし、看護士も大統領の仕事はできない。ボクが頑張ってお仕事すれば誰かの得になることもあれば、逆もありうる。自分が出来る事をして相手に出来ない事をしてもらう相互関係になるためのものが仕事じゃないだろうか?
これもまあ、カナダで出会った人に影響を受けて至った考えかたなんですけど、今ではとてもスッキリしてます。なんだ、ただ何気なくしてたことでも地球上のどこかでそれを喜んでいる人がいればそれは間違いなく価値のある行為だったわけで、無意識のうちにボクも誰かの価値のある行為を受け止めているのかもしれない。仕事とボランティアはそこに報酬があるかないかの違い。
仕事=ヒトと人との支え合い
仕事っていうのは生きるという当たり前の現実の中で当たり前に存在するコミュニケーションの一種で、コミュニケーションというものに意味を求めるのは難しい。
やっぱりボクはこの「あなたにとって仕事とはなんですか」は愚問だと思いました(・∀・)
See You.
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