こんにちは。金城です。
実はその分野の全くのど素人ですが、僕は農業大学の理事をしております。
タンザニアの農業従事者は人口の80%にも上り、国の経済を支える大きな産業なのにも関わらず、農業のノウハウが技術が不十分で、若者には人気のないセクターになっています。
タンザニアの国の発展には農業にももっと力を入れるべき、と現在、微力ながらこの分野に新しい人材を投入している「教育」というところに力を入れております。
以前にもフェースブックなどでも写真をアップしましたが、
昨年の今ごろ卒業式があり、タンザニアの大学の卒業式に初めて参加してきました。
卒業式では僕が卒業証書を渡す係になり、なぜかこの格好でまず来賓席に座らされました。
生徒さんと父兄の方たちの席。
そして、在校生によるちょっとした余興が準備され、
ちょっとノリの良い生徒たち自作のラップを披露されました。
長いスピーチのあと、いよいよ卒業証書を手渡しします。
他の経営陣のメンバーと来賓と、1人1人の生徒の名前を呼んで、卒業を祝います。
最後は卒業生と記念撮影をしたりして、式自体はとても簡単に終わりました。
彼らは今後地方の国の農業機関に配属されたり、就職先はある程度決まっています。
決まっていない生徒は、大学に残り、研究をしたり、教鞭にたてるように修業を積むそうです。
うちの大学がこじんまりとした大学ですが、魚の養殖をしたり、養豚、養鶏、と様々な動物を飼育し、勉強させてます。
短期コースも準備しており、大学に通うほどではないが、ちょっとした知識を得たい社会人に人気があります。
また最近では、見学に来られる日本のお客様も多いです。
これからは卒業生を日本につれていったり、日本の大学生をこちらで勉強させたり、
人と人の交流をとおしてタンザニアの農業の発展に貢献できればな、と考えてます。
1人では成し遂げれないことなので、いろんな方にご協力いただきながら、少しづつ実現できたらいいな。
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