今日は税法のクラスで先週行ったクイズが返ってきたのだが半分しかできていなかった。
言い訳になるが、勉強していたところが全然出なかった。だが出題が授業で習ったことである以上私の準備不足である。
たいてい最初のクイズは出来が良くない。そしてこのままじゃいかんと気を引き締めてかかるのが毎度のことである。これから挽回しなければ。
ところで今回受講している税法のクラスは4th yearレベルなのだが、今までのクラスと比べると学生の質が全然ちがう。
1st yearは高校卒業して進学してきた学生が多いせいか、クラスの雰囲気が少しざわついた感じだ。こちらの学生は気楽に講師に質問をするが、その内容も玉石混合で頓珍漢な質問も多い。脳みそがあまり動かなくなってきた私でさえ、そんな質問はまずいんじゃない?と思うようなことを平気で口にしたりするし、授業の流れをさえぎって延々と質問し続ける学生もいて閉口することもあった。
これが2nd yearになると少し落ち着いてくる。初年度が専攻に関係ない必須科目(英語など)が多いのに対し、専攻(私の場合Accounting)科目が増えて難易度が上がるので、まじめにやらないとついていけなくなるからだ。
CamosunCollegeのBusinessAdministrationプログラムでは2nd yearレベルまでの規定コースを修了するとDiplomaを取得できて学歴としては一区切りつく。そしてここからは人によって行き先が変わってくる。仕事に就く人もいれば、そのままDegreeを取るため上のコースを取る人もいる。
Camosunでdegreeを取った友人の話によると3rd、4thと年次があがるにつれて学生の質もあがってくるから、クラスの雰囲気も全然ちがってくるそうだ。やる気のない、あるいは能力のない生徒は自然に淘汰されてしまうということらしい。今回の税法のクラスも質問は多いが的確だし、皆熱心に授業を聞いていて課題もきちんと提出する。
20年以上前日本で大学生だった頃は、試験のときだけしか出てこない学生も多かったし、そもそも休講が多かった。だがこちらで休講になるのは本当に1タームで1回あるかないかだ。それも受講している全てのコースを通じてだ。
だが今は休講もないし、授業に来ない学生もほとんどいない。授業に来なければついていけなくなるからだ。日本の大学時代に全然勉強しなかったのに、四十路を過ぎて学生に戻って英語で授業を受けている。今が人生で一番熱心に勉強している時期だというのがなんだか不思議だ。
(よろしければクリックお願いします)