懐かしい大学芋・・子供のころ、田舎でやっと食べられるおやつだった。
地方によっていろんな作り方があるようだが、おふくろが買ってきてくれるもの、
そして、家で作ってくれる当時の「大学いも」は、白砂糖をまぶしたものだった。
現代で知る限りは、「白砂糖まぶしスタイル」は無いような気がする。当時は
ハチミツや、黒砂糖や、水あめとか、高くて手に入りにくかったからだろうか。
今回は、日本で買ってきた「大学芋のタレ」と「自家製の黒砂糖タレ」の両方で
やってみた。市販の大学芋のタレは、しっかりそれなりの成分なので、さすが
失敗はない。美味しかった。
でも、それだけじゃつまらないので一味違う深みのある「味」に挑戦したかった。
これが、出来上がり・・・まぁまぁの出来栄えだった。そのリポートです。
(クックパッド投稿済み)
韓国食材店で買った「韓国の芋」・・でも、これじゃなく、今回、大学芋に
使ったのは、「ジャパニーズ・スィートポテト」ってラベルの貼ってるやつ。
これがそうです。通常はもっと細くて小さいんだが、シーズンで違うんだね。
水につけ込む・・・色が出るので、水を代える・・・
自家製・・タレを全部合わせて作っておく・・・・
バットに乱切りしたサツマイモを均等に並べ、ラップをしてチン。
1本200g位で、500Wなら6分位。600Wなら、4~分位でやってみた。
竹串で、スッと通ればOK。
油を軽く敷いて、なるべく面の部分を焼く。
焼き過ぎない程度に・・この作業、省いても、全く平気。
・・・でも、これをやると、表面が揚げたようになる、美味しい。
あらかじめ、別のフライパンに準備しておいたタレを入れ・・火をつけ
ジュワっとさせ、溶けさせ・・・・
そこへ、軽く焼いたサツマイモを投入。軽く煮詰め、からめて出来上がり。
砂糖が入っているから・・からまる。
白ごまを振って、出来上がり・・おしまい。
色が黒っぽいのは、黒砂糖を使っているから。深みのある甘みが
出せるから好きです。
感想・・・・・・・・・・・・・・
1、普通とは違う、深みのある味に仕上がった。少量の酢とごま油と黒糖が
微妙な深みのある味を作り出してくれた。定番である面倒な油で揚げる
やり方よりも、簡単にフライパンで出来るやり方です。
2、ザラメだけでも、簡単に出来るらしいが・・・。マレーシアでは
ザラメや水あめとか簡単に手に入らないからなぁ~。黒糖がない場合、白でOK。
三温糖を使うと、コクが出るらしいが、マレーシアの黒糖でも十二分OK。
3、材料は・・・・・・・・・・・・
サツマイモ1本約200g+黒糖+醤油+酢+ハチミツ+
水+ごま油・・・分量外は、炒め油・白ごま。
4、一度作ったら、次食べるときは、レンチンはしないほうがいい。せっかくの
からんだタレが、はがれて流れてしまうから。
5、そのうち、甘みの無いマレーシアのサツマイモでも、やってみたい。
中国にも同じような料理があるらしい。細切りで「芋ケンピ」に、似ていて、
山芋とか、リンゴとか、バナナでも作るやり方のようです。
6、先日ブログに書いた「フレーバーストーン」の赤いフライパンは、ここでも
力を発揮。甘味砂糖、煮詰めているのにフライパンの表面、全く無傷・無事・OK。
最後に・・・・どうして「大学いも」という名前がついたの?について。
大正の初期、東京大学の赤門前(現文京区)に『三河屋』という氷屋がありました。
この三河屋が、冬の寒いころ、さつま芋を揚げ、蜜にからめて売り出したところ、教授、学生の間で評判になり、自然に『大学いも』と呼ばれるようになりました。その後、下町を代表する菓子として、親しまれています。
元祖大学いも味の良三郎より
・・・・そうなんだって。”東京大学”の前ってのが、なんか「ミソ」だなぁ。
・・・・「大学芋」喰って、脳みそ鍛えたとか?!
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